時間主義の喫茶店

行ったことはないのだけれど,面白そうな喫茶店のブログを見つけた.非常に気持ちのいい話だ.

『長居をされる方へ』

http://www.cafe-moyau.com/13/

近年,カフェというやつはおそらく減少傾向なのだと思う.

スターバックスとかドトールとか,そういうコーヒーを飲んでいる気がしない喫茶店を除けば,かなり減少傾向であることは間違いないし,利用客も減っていることだろう.

毎日家でも学校でも,コーヒーは豆から挽いて入れているので,中途半端に高いスターバックスとかは全然好きじゃないし行かないのだけれど,まっとうな喫茶店もあまり行ったことはない.

おそらく,もう日常生活の中に喫茶店という空間がそれほど存在していない.

旅行に行ったときとか,非日常になって初めてそういう空間で過ごすことはあっても,日常的に喫茶店に行ったりはしない.

だからこそ,この時間主義に憧れる.

つまり、僕たちは場所を売って、時間で支払っていただく、というモデル。払われる時間が長くなれば長くなるほどバリューは大きくなり、僕たちの富は蓄積される。資本主義経済ではなく、時間主義経済。なんかそんなイメージ。

あまり理屈を長く並べられてはいないのだけれど,こういう考え方であることがよくわかる.

だからこそ,資本主義的に経済効率を追い求めた結果として,こういう場所が少なくなったのでしょう.

俺などは比較的世の中に迷惑をかけて生きている気がしてしまって,あまりこういうところで長居できないし(特に一人では),長居したら会計の時に「すみません」と言ってしまう気がするので,こういうことが書いてあるととてもありがたい.

立地的にはかなり遠そうな気がしますが,行ってみたいですね.