終わったのでもうどうでもいい話ですが選挙に行ってきました.
うーん,あんまり行きたくもなかったのですが,行ってきました.
当選させたい人もいないし,支持したい政党も特にない.
でもたぶん,投票したくない政党はあるので,そういうところへの嫌がらせとしては役に立つのでしょう.
むしろマイナス票とかあったら率先して投票しにいくんだけどね.
というか,俺のように一人暮らしで新聞も取っていない,テレビもない,すべてネットで事足りている人間にとって,選挙活動をネット上でしてないっていうのが異常に見えてしょうがない.
それだけで投票に行く気持ちが50%くらい削がれている.
俺の話はどうでもいいですね.
昨日までの段階で結構「選挙行こうよ」みたいな話は耳にしました.
ニュースで取り上げられたりもしていたけれど,実際twitterではそのような「行くべき」とか「投票しない人が政治に文句言うな」とか,逆に「そういうの気持ち悪い」とかいろいろ言われていました.
こっちの方が結構面白かった.
投票に行くべき or 行かなくてもいい という話に関してはどっちでもいいです.
「選挙権」は権利なのであって,義務ではないです.
そういう意味では基本的には「行かなくてもいい」はずなのです.
でも,「行かないのであれば政治についてあれこれ意見するな」というのがどうも納得いかない.
確かによく聞く話だし,そういう空気があることも理解できるのだけれど,それは「そんな空気」ぐらいにとどめておくことじゃないのかな.
先ほども書いたように,選挙に関しては義務ではなくて権利なのですよ.
これが義務であればよくわかる話なんですが,権利があることをしなかったら,別の権利に制限がかかるっていうのは,何か変な感じがする.
だって権利なのだから,どちらも「やってもいいし,やらなくてもいいこと」なのだから.
言論の自由が認められている中での民主主義なんて,政治があれこれ言われるのは当然だし,そうでなければヤバイと思うんですよ.
そしてそれは,必ずしも政治参加している人間だけに認められた自由ではないし,そんなことが条件に入っていない方が民主主義としてはマトモだと思うんです.
政治に参加するというのは,まっとうな市民である条件でもないし,大人として当然のことというわけでもない.
そこは,納税とは違うんだから.
どうも,「俺たちが選挙というメンドクサイことをしているんだから,これを一緒にやらないやつは文句言うな」と言っているみたい.
そういうところがなんかね,中学校で文化祭の出し物決めてる学級委員の女子みたいで嫌だ(学級委員に対する私見,偏見多め).
そういうものにイライラする気持ちはわからなくはないのだけれど,それは「選挙に行かない」=「ふだんは政治に無関心」であるはずなのに,そんな「ふだんは無関心な外野」が突然意見してくるのがイヤだ,というくらいのものだと思う.
ちなみに,噂によると,政治学という分野では「投票率の高さ」と「民主主義の成熟度」は無関係であるとされているらしい.
別に行かなくてもいいんです.