N響の第9演奏会に行ってきた

みなさんさようなら.

こんな日に夜まで働いていらっしゃる方,お疲れ様です.

連続登校15日くらいではめげない,ラボ畜万歳.

このまま年明けまで突っ走ります.

世の中はクリスマスだそうですが,うちの研究室は今日も元気で不下校!!!

みんなノロウィルスには気を付けましょうね.

昨日は,教授に余ったチケットもらってN響の第9演奏会に行ってきました.

指揮:ロジャー・ノリントン

オケ:NHK交響楽団

第1楽章からそれほどスピード上げずに演奏していたんですが,第4楽章の入りからいきなりかなり速めでした.

かなり速めかと思ったらゆっくりしたり.

第4楽章はメリハリかなりありましたね.

ホルンは小さい音までよく出していましたが,金管もう少し音出してもいいんじゃないのかなぁ.

速くするならメロディもっと出してもいい気がしました.

さすがにS席,近い.

クラシックのコンサートって基本的に年齢層高めなのですが,それでも第9くらいになるといろんな方が来ているようです.

実は年末に第9やるのって,たぶん日本だけです.

なんで年末にベートーヴェンの第9番をやるのか.

それは単純にカネがないからです.

今でこそN響とかはそれなりに潤っていそうなオーケストラですが,もともと日本のオケなんてどこも貧乏でした.

今でも貧乏なオケはいっぱいあります.

そういうオケが,せめて年越しは休みたい,餅が食べたい,というわけで始めたのが第9の演奏会です.

なんで第9番かというと,知名度がそこそこあって,喜びの歌として日本語の歌詞も知られていたりするので,聞きに来てくれる人が多い.

そして,第4楽章はご存じのとおり合唱付きなのですが,これによって演者の数が格段に増えます.

演奏会というのは,出演者の家族はかなりの高確率で見に来てくれるんですね.

そうすると普段は全然客が入ってくれないオケであっても,合唱団の家族や親類はかなりの人数が来てくれる.

合唱団をどこぞのサークルや,音大の学生を使うことで格安に済ませることができ,なおかつ客の入りがよくなるという,実に戦略的なプログラムなのです.