2024年12月6日の回に行ってきた.7日も出るのだが1日しかチケットが取れなかった. 生で見るのは2009年の七夕ソニック以来,実に15年ぶりである.配信のライブが2020年にあったので,そこまで久しぶり感はないのだが,それでも嬉しい. 2009年時点で,次回は22世紀と告知されたので,もうライブを見ることもないと思っていたので感無量だ.
2009年は,朝から物販に並んで夜からライブで……みたいなスケジュールだったのだが,流石に令和にもなると物販はオンライン販売しているし,だからこそ物販開始も開場時間と同時だった.それでも物販に人は並んでいたけどね. そしてライブ後に速やかにセットリストが公開されるところも,時代の進歩を感じる…….まぁ会場でもセットリストを紙で配布していたが.
というわけで今日のセットリスト.
- TANK!
- RUSH
- BAD DOG NO BISCUITS
- CAR 24
- TIME TO KNOW ~ BE WALTZ
- ELM
- I DO
- UN SOFFIO DI VENTO
- KIDS ON THE SLOPE
- RIDE ON TECHNOLOGY
- WHAT PLANET IS THIS!?
- BLUE
- RISE
- SPACE LION
- THE REAL FOLK BLUES
大方の予想通りTank!で始まる.ので大盛り上がりなわけだ.Tank!は今までライブでもほぼ原曲通りの構成,本田雅人のサックスソロが入るところだけアドリブ多めで長くなったりすることはあった,くらいだった.が,今回後半はがっつり変えてきていて,ちょっと長めのアレンジになっていた.Tank!がこういうアレンジされてるのを聴くのは初めてだ.そのおかげで七夕ソニックのときのような1分に及ぶ本田雅人ソロのラストというのはなかった.
RUSH, BAD DOG NO BISCUITSあたりは事前に公開されてたyoutubeからも予想できる流れ.
Car24, Time to knowあたりのおちゃめ曲が入ってちょっと和む.
そしてセットリストを見てみると,途中でボーカル曲が入っている.そう,ゲストボーカルが来ていた.それもまさかのIlaria Grazianoが来ていた.ELM,I do, UN SOFFIO DI VENTOとIlariaが歌った.これ告知されてなかったよな……?
しかも,I doは泣く.これはあまりにも涙腺に響く.
What Planet Is Thisはみんなで叫ぶ.だいたいこれもどのライブでもやるよね. これを聴くと劇場版の板野サーカスを思い出す.ソードフィッシュがミサイルを避け続け,延々背景動画が続くあのシーンが思い出される.
そして数曲インストを挟んでからのBLUEだ.そう,ゲストボーカルがもう一人,山根麻以も来ていた.これも告知されてないよな……?
流石にOrigaはこられないので,RISEの歌声は録音.逆にピアノが生というご褒美.
SPACE LIONではパーカッションいっぱい.これは分厚い打楽器がすごく心地よい.
あっという間にThe Real Fork Bluesで終わり.今回アンコールはなし(これは他のアーティストも同じだった).
今回,ほぼビバップの曲から持ってくるのかと思っていたけど,意外とS.A.Cや坂道のアポロンからも持ってきていた.KIDS ON THE SLOPEなんて何度も聞いてたはずなのに,ここで流れると思ってなかったから最初気づかなかったぞ. RIDE ON THECHNOLOGYなんて全然予想外よ.
強いて言うなら,Piano Blackを生で聞きたかったな.
令和っぽさとして,ライブ後にセットリストと同じプレイリストが公開されるというのもある.
これは7日の分も公開されてると思う.
メンバーについては,結構変わっている.特にSeatbeltsホーンズに関しては2009年とかなり変わってるんじゃないかな.
こちらもオンラインにて公開されている.
- Dr: Yasuo Sano
- Ba: Keisuke Torigoe
- Gt: Tsuneo Imahori
- Perc: MATARO
- Tp1: Koji Nishimura
- Tp2: Sho Okumura
- Tp3: Reiya Terakubo
- A.Sax: Masato Honda
- T.Sax: Shuuichi Kuwata
- T.Sax: Yoshiki Okazaki
- B.Sax: Kei Suzuki
- Tb1: Yoichi Murata
- Tb2: Azusa Tojo
- B.Tb: Katsuhisa Asari
- Mnp: Takashi Nakayama
- Vo: A-sha Mai Yamane
- Vo: Ilaria Graziano
- Vo: Origa
- Cho: The Little Singers of Tokyo.
またろう,佐野康夫,今堀恒雄,本田雅人,あたりはいつものメンバー.この辺は2009年から,もっというと初期のSeatbeltsからあまり変わってないと思う.
ベースは,2020年配信のときは渡辺等で,初期も渡辺等だったと思うけど,今回は変わっている.2009年のときはバカボン鈴木だったね.
席はVIP席を買っていたので,アリーナ.Bブロックの先頭だったので,割とよく見えたほう. 2009年は席を選べなかったのでかなり遠かったけど,今回はよく見えた.
アンコールに期待していたんだけど,ワンマンライブじゃないと難しいのかな.
アニメの,OPEDならまだしもBGMであるサントラ曲をこんなに長い間引っ張っているコンテンツも珍しいと思う. ましてやこれはCOWBOY BEBOPのライブですらない,Seatbeltsのライブだ.こういうのが20年以上続いてくれていることが本当に嬉しいし,20年以上追いかける人がこんなに大勢いることも凄い. 総じて熱量の高いライブだった.
次はいつ聞けるかな.
余談
オープニングはD-YAMA(MOGRA)という方のDJだったのだが,ちょいちょい知っている曲が流れていて嬉しかった.特に
- Boomerang Boogie (PE'Z)
- サンバ・テンペラード (大野雄二)
あたりは盛り上がる.