昨日はモスクワフィルのコンサートに行ってきました.
東京芸術劇場って行ったの初めてです.
指揮:ユーリー・シーモノフ
ヴァイオリン:ニキータ・ボリソグレブスキー
・ロメオとジュリエット
・ヴァイオリン協奏曲
だったのだけれど,曲目変更になって,一曲目はグリンカの「ルスランとリュドミラ」になりました.
いい曲だし,演奏も良かったのだけれどやっぱりちょっと残念ですよね.
ヴァイオリン協奏曲はかなり良かった.
思ったよりもゆったり入って,第一楽章はかなり優雅なチャイコフスキー.
最初の一音からかなり柔らか目でした.
カデンツァはそこまで息吸うのかっていうくらい溜めて演奏.
でもこういう高い綺麗な音ってやっぱり生で聴くのが断然いい.ここのカデンツァ,スピーカーだとあんまり綺麗に聞こえないんだもん.
うっかり第1楽章で拍手が起こるくらい.まぁチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲って第1楽章がちょっと長めなのでそれもいいです.
第三楽章は打って変わって情熱的でした.
ちょっと好みの話をします.
オケの弦楽器でそこまで強弱はっきりつけるかっていう表現をする箇所がいくつかあって,それ自体はいいと思うんですけど,ならばホルンはもうちょっと抑え目にしてほしかった.
これは生で聴くのも初めてじゃないし,いきなり好みの話をします.
第一楽章,楽器間のバランスはいいんだけど,金管楽器もう少しメロディをはっきり出してほしい.
第四楽章,もう少し加速してほしいところがいくつかあった.
全体をの速さはいいんだけど,accelerandoした方が流れが良く聞こえるところもあった.
ロシアのオケって生で聴くのは初めてだったんです.
もっとこうガッツリ重たいのかなと思ってたけれど,全然そんなことはなかったです.
まぁチャイコフスキーなので曲自体それほど重厚なわけではないですけど.
音のバランスは結構いいですね.
特に協奏曲だとそういうの,気になることもあるんですけど,かなり良かったです.
こういうコンサートに行くと大量にチラシをもらうのですが,割と次回行きたい公演とかあったりして参考になります.
エサ=ペッカ・サロネン(指揮),レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ),フィルハーモニア管弦楽団
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
アンスネスはもう結構前から好きなのです.サロネンのベートーヴェンも聴きたいので買うかもしれません.
13年2月7日なのでヒマな人がいたら一緒に行きましょう.
ユーリー・シーモノフ(指揮),イングリット・フジコ・ヘミング(ピアノ),モスクワ・フィルハーモニー交響楽団
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
フジコヘミングはいつも行こうか迷ってる.結構来日するし,別に今年行かなくてもいい気が……って毎年している.
ショパンのピアノ協奏曲第1番は好きですよ,相当好きですよ.でもフジコヘミングってお値段ほど好きでもない.