今日はちょっと説明会的なものに行っていたんですけど,同じ部屋にフォロワーの人がいたみたいです,怖いですね.
終わった時間もそれなりに早かったので,横浜にいってMotion Blueのノーチャージライブを見るか,新宿でベルセルクを見るか.
悩んだんですけど,横浜遠い.
というわけでベルセルク見てきました.
平日安いし,空いてるし,いい席で見られたー.
というわけでベルセルクの話をします.
ちなみに,俺は漫画とかテレビシリーズとか一切見てないので,今回が初です.
監督の話とかしたい,だってガイナックスの人だし,トップの総作画監督だもの.
でもそういうのを抜きにして,アニメの話だけしようwww
なんで俺が,原作も読んだことなければテレビシリーズも見ていないアニメの劇場版をいきなり見たいと思ったのか.
一重に,アニメーションの出来がよさそうだからです.
まず,ストーリー的にもテレビシリーズとは関連性はなさそう.
まったく新しく劇場版を作った感じ.
そして,アニメーション制作はなんとSTUDIO4℃.
アニメオタクの間ではちょっと名の知れた制作会社ですが,実に質の高いアニメーションを作る.
今回,かなり3DCGな部分が入っている.
人物の動きなんかは,かなり3Dなんだけど,顔の付近だけ手書きアニメーション.
なんというか,人間って顔の印象で大分変るのね.
本当に違和感が薄くなっているし,3DCGだから気にせずよく動くこと…….
驚いたことに3DCGアニメーションで,戦闘シーンの動きはモーションキャプチャー.
そのくせ原画スタッフの数がすごい多さ.
結局こういう力技的な手法に出れば,CGでアニメーションを作ってもかなり見られるのか.
それでもあのカット数,あの演出を全部手書きでやるよりは遥に少ないのだろうけど.
そう思うくらいなので,違和感とかは本当に少ないですね.
ただ,主人公や主要キャラ以外の動き,特にモブキャラの簡単な動きは,見るとCGっぽいのはわかるかなぁ.
多分,基本動作,歩く・走る・座る・立ち上がる……そういう動作はさすがにモーションキャプチャじゃないと思うんですよね.
だから,特にモブキャラはそういう部分が目立つ.
逆にバトルシーンは,前述のようにしっかり作りこんであるのでほとんど違和感がない.
むしろ,あれだけのカット数を実現してしまったがために,速すぎるくらい.
もう一つ,水場のシーンが出てくるんです.
浅い川の中を馬が走るようなシーン.
これがほんの少しなんですが,かなり作りこんである.
水の描き方が実にリアル,といっても最近の流体のシミュレーションは本当に進化しているので形自体はそれほど目を見張るものでもないかもしれない.
ただ,色合いが実にそれっぽい.
それっぽいというのは,アニメ的に水色してれば水だよ,みたいな表現じゃなくてもそれっぽく見える.
そして,物語の進行について少し.
ちょっと早いのかなぁ?
多分最初の状況説明に対して,後々重ねてくる場面の時間経過がかなり早いのと,その都度追加設定が出てきているようで(これは漫画原作だからかもしれないが),イマイチ世界観設定がアタマから統一されていない気がする.
そういう意味で,物語の進行がイマイチよろしくない.
最初に見始めたときに見せられる手札,というか世界の設定から,全然異質のものが出てきちゃうんだけど,それに対する説明はかなり少ないかなぁ.
とはいっても普通に見ていて面白い話だったので,迷っている人は見に行ってみるといいよ.
ちなみにこれ,何部作か知らないけど,今回はその1なので,思いっきり話は「次回に続く!」エンドでした.