いつの間にやら8月突入で、いよいよ今日からサマーウォーズが公開となりました
この勉強しなさっぷりなら別に見に行ってもなんら問題なかった
というか見に行ったほうが明らかによかったと思うんですが
そこは気分的な問題ということにしておきましょう
ここのところ見ようとして見られていなかったアニメがいくつかあったので
今日の空き時間を利用しすべて消化しました
映画を2つ
デジモンの「ぼくらのウォーゲーム」と
「人狼」というやつです
デジモンは、テレビシリーズも全然見てなかったし予備知識も全然ないので世界観がよくわからない
短いから説明的な映画でもないしね
でも別にあの物語自体はそれほど面白いものとも思えなかった
やっぱり誰もが見て楽しいと思える映画とか
映画館に一度見に行って、見終わった直後に「ああ、楽しかった」っていう映画じゃない
そういう作品は多分ほぼないと思うんですが
一応2000年代に入ってから作られた映画なんですが
とことんデジタルを抜きにして作られているセルアニメです
見ればわかりますが、どう見てもセルアニメです
この作品はデジタル時代に突入した中で、ただひとつひたすらセルアニメにこだわって作られた
セルアニメ最後の砦と呼ばれる作品です
それなりに内容は面白かった
面白いというよりは政治的考えが大きく出されていて
学生運動の最後のほうに参加していた押井守の意見が結構濃く出ている気がする
かなり現実に基づく世界設計ですが
若干現在の日本と違うところもいくつかあったりして
敗戦後、日本がドイツ軍に占領されたという架空の設定になっている
ただしこれも見ていて楽しい設定でもなく
盛り上がる場面があるとか、ハッピーエンドが期待できるとか
そういったタイプのアニメじゃないので、そんなに誰にでもお勧めするアニメではないです
さて、今日も英語とか特殊関数とかの勉強をサボっていきたいと思います
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和声 第7回 「Ⅴ7thの和音(1)」
都合により今回扱うのは第8章「Ⅴ7thの和音」の半分までです
続きはまた次回
7.1 7の和音
3和音の原型の上に、根音から7度上の音を追加すると7の和音が出来上がります。
7の和音でもっとも重要なのはⅤ7thです。なので今回はⅤ7thだけをやります。
Ⅴ7thは言うまでもなく、根音がⅤ
そこから、Ⅶ、Ⅱ、Ⅳが構成音になっている和音です。
7.2 Ⅴ7thの和音配置
この和音は4種類の低音位を持っている。
第7音がバスにきたときは、第3転回位置と呼ぶ。
今までは上3和音にバスと同じ音を含むことは普通に行われていたが、7thではバス以外の3つの音で上3和音を構成する。
※ただし基では第5音をいれずに根音を加えることが多い。
配置は上部構成音を密or開に配置する。
7.3 Ⅴ7thの和音と限定進行音
Ⅴ7thはⅤの3和音と同じくD機能を持っている。そのため絶対に次にT和音(ⅠかⅥの和音)に進行しなければならない。
余談ですが、Ⅴ7thがTの和音に進行することを「Ⅴ7thの和音の解決」といいます。
そして進行する場合の原則として、
・第7音(Ⅳ)は2度下行してⅢに
・第3音(Ⅶ)は2度上行してⅠに
進まなければならない。
こんな風に特定の進行をしなければならないのを限定進行といいます。
7.4 Ⅴ7th→Ⅰの和音へ
この進行ではバスの定型があり、これに従った連結をしなければなりません。
①基
バスがⅤ→Ⅰとなっているとき、
Ⅴ7th→Ⅰと進む。
②1転
バスがⅦ→Ⅰとなっているとき、
Ⅴ7th1転→Ⅰと進む。
③2転
バスがⅡ→Ⅰとなっているとき、
Ⅴ7th2転→Ⅰ
バスがⅡ→Ⅲとなっているとき、
Ⅴ7th2転→Ⅰ1転と進む。
④3転
バスがⅣ→Ⅲとなっているとき、
Ⅴ7th3転→Ⅰ1転と進む。
※Ⅴ7th→Ⅰ1転は並達8度を生むので禁止、定型に含まれない。。
※Ⅴ7th2転→Ⅰ1転では、第7音(Ⅳ)が2度下行しなければならないので、後続のⅠ1転の上3和音に第3音(Ⅲ)が絶対に含まれてしまう。
しかし、1転回の話の最初で出てきたように、1転回では上3和音に第3音を含めないほうが好ましい。
これは、このⅠ1転が(Tなので次はDかS)後続和音Ⅱ1転かⅤ7th3転へ進むとき、
下行限定進行を担当した声部とバスが反行していて、さらに順次進行するときのみOK。
7.5 先行和音→Ⅴ7thの和音
この場合はできるだけ共通音を保留して、かつ両和音を配分一致または配分移行することとする。
先行和音がⅠの和音であるときは、共通音Ⅴを保留にする。
先行和音がⅡまたはⅣの和音である場合、可能な限り共通音Ⅳを保留にし、ほかの音は下行させる。共通音を保留にできない場合でもできるだけ下行させる。
7.6 実施法
バスが与えられているものとする。
(1)
まず定型を見つけ出す。D→Tと動くところにしか定型は存在しないのでそこだけを注意する。
別にⅤ7th以外の和音を適応することも可能なので、そこはとりあえずどっちでもいい。
ただし、半終止のところだけは7thではなくⅤを用いる。絶対に。
(2)
定型が見つかったらそこにⅤ7thの和音設定を行う。
もちろん定型以外の場所でⅤ7thを使うことは禁止。
(3)
あとはほかの部分の和音設定を行い、配置・連結をする。
ただし限定進行する部分に注意すること。
※Ⅴ7thの基本位置では第5音を入れずに根音を上3和音に入れることが多いと言いましたが、
全終止のところだけは、Ⅴ7thの基本位置に第5音を入れる場合がある。
このときⅤ7thの第5音(Ⅱ)は必ず2度下行しなければならない。
そして最終和音Ⅰは第5音を抜いた形になる。
以上
今回はここまでです。
次回はⅤ7thの(2)として、Ⅵとの連結から入ろうと思います。