ニャル子さんのパロディっぷりが面白くてたまらない。
最早PVのときからばれていたのだけれど、(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
挙句の果てには、1時間耐久 (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
頭の中がおかしくなっております。
さて、
http://www.asahi.com/national/update/0417/TKY201204160679.html
著作権の話は避けてきたつもり、だったのだけれど、やはり聞かれることも多い。
みんなどう思っているのだろうか。
俺たち、コンテンツを享受するユーザーからしてみれば、究極的にはすべてのものが無料でダウンロードできることがもっとも望ましい、というあたりは間違いないだろう。
そして、そんなことを考えている俺たちも、ひとたび自分が描いた絵が無断転載されようものなら、大抵の人はいい気分がしないし、それでもしかして大儲けしている奴が現れたら嫌だろう。
アンダーグラウンドな話をしよう。
Youtubeに限らず、今動画サイトというのはかなりいっぱい存在する。
アップローダーもかなり多く存在していて、ぶっちゃけた話、音楽ファイルのように軽くてCDも安く借りてこられる今の世の中、大抵の曲はなんらかの方法でネットに流出している。
ニュース記事でも、海賊版の流出を調査したのは日本レコード協会で、不満を漏らしているのは音楽業界だと書いてある。
早い話が、CDが売れなくて困っているのだ。
これについては、何か俺としてはあまり賛同できない。
はっきり言ってしまえば、CDに音楽を記録してそれを売る、なんていうビジネスは、オワコンになってくれて構わない。
そもそも音楽というものは今の時代、大抵がデータだ。
データを流通させるのに、CDなんていう媒体を使わなきゃいけないのは非効率だ。
そして、CDとして売り出す必要がなくなれば、レコード会社なんてものは本当に必要なんだろうか。
俺たちは、好きなアーティストにお金が行って、彼らが上手いこと食っていけて新しいコンテンツを生み出してさえくれればいいのであって、間に入っているレコード会社の人間の食い扶持を維持したいわけではない。
そもそも、今の音楽業界、CDだけで売り上げが維持できていない。
アーティストの収入源はほとんどがライブだ。
それもライブの入場料ではなくて、ライブのときに一緒に売り出すグッズだ。
これは音楽だけじゃなくて、映画もかなりこういうことが多い。
スタジオジブリだとか、けいおん、みたいに常に興行収入額が10億円を超えるような映画は別として、単館上映をするようなマイナーな映画はほとんどグッズの売り上げで成り立っている。
空の境界では特にこれがすごくて、単館上映で深夜だったのに、平均すると1人の人間が映画の入場料の倍額のグッズを買った計算になる。
これってすごく面白い仕組みで、「ものすごく好きな人間」がお金を払って、残りの「そうでもない」人間に作品が提供できるようにしている。
この、ニコニコ動画のプレミアム会員みたいなシステムが、仕組みとしてはアリなんじゃないかな、と思う。
法的な罰則を厳しくしたとして、CDは売れるだろうか?
多分みんななんとなく感じている、「いや、売り上げは増えない」。
たとえばそうやってダウンロードを厳罰化して、ネットをめぐってもどこにも音楽がないような状態にしてしまおう。
そこで、誰かが一人、たとえば先日PE'Zが自分たちの新しいアルバムを公式ページで無料公開していたのだけれど、こういうやつが現れたとたんに、ほかのアーティストは売れる売れない以前に、まったく作品が流通しなくなるのではないか。
だいたい、CDの売り上げで維持ができていないのだから、そうやって無料公開して好きになってくれる人をものすごく増やして、ライブでお金を取る、という方がマトモに見える。
おそらく、個々のアーティスト単位でいっても、コンテンツを享受するユーザーからしても、こんなものはちっとも嬉しくない。
著作権によって縛りをきつくすればするほど、それはこのインターネット社会で、コンテンツの流通の妨げにしかならない。
言ってしまえば、知名度を下げる方向にばかり働いてしまう。
で、知名度を上げるためにまた金をかけて宣伝をするのだろうか?
先ほどの例で、PE'Zがアルバムを無料公開した段階で、俺はこのブログでも、twitterでも話題にしている。
言ってみれば、無料でいただいたので、無料で宣伝してみた。
PE'Zにしてみれば、自分たちのページで公開しただけで、特にどこかのページに宣伝を打って出たわけでもないだろう。
でも、こうやって広める人がいれば、無料公開のコンテンツは無限に広がっていく。
だって、無料なのだから、宣伝と同時にコンテンツは流通していく。
この方が、個々のアーティストもユーザーも、嬉しいように思える。
その2者の間で小銭を儲けているやつだけが、こういうダウンロード規制でこの先ちょこっとだけ美味しい思いができるだけだ。