クラウトスコアというやつがありまして、これはtwitterやfacebookやgoogle+の自分の活動を分析させて、自分がネット上のこういうSNSでどの程度影響力があるかを数値化するものです。
ネット初期時代には、ある程度インターネットに進出した俺のような馬鹿たちが、みんなホームページを持っていた時代がありました。
HTMLとか少しかけたりすれば、HPなんて作るの簡単で、なにを語るわけでもないのに掲示板を併設していたりしたのです。
そういう時代に、このKloutと同じようなものを求める遊び方がありまして……。
当時のホームページの最大の売りはハイパーリンクでした。
今、あんまりハイパーリンクっていう言葉自体を耳にしなくなって、単にリンクという言葉だけならよく聞くのですが。
このハイパーリンク、ちょっとネットでホームページとか持っちゃうような人は、そんなにコミュニケーションしてないのに、うっかり友達だと思い込んだ人のページを次から次へとリンク貼って行きます。
そのため、なんのコンテンツもないのに、やたらリンクページだけ大きい、というなものまでありました。
これを使って、遊びます。
まず、適当にYahooで検索語句を決めます。
そして、これまた適当に引っかかった個人のページに入り、そのリンクページに行きます。
このリンクページから、ひたすらリンクをたどり続けて、リンクが途絶えるまで辿り、いったいどのくらいで自分のページにたどり着けるのか、という遊びがありました。
ええ、予想はできるでしょう、ほぼ無理です。
いくらネット回線がようやくADSLになった頃とはいえ、なんともリンクの張り巡らせかたもイマイチだったし、googleが今ほど幅を利かせていなかったと思います。
当然、なんとなく方向性が似た者同士が集まってリンクを張るので、やっぱりその網から抜け出せないとたどり着けないんですよね。
っていうか、俺のページのリンクを貼っている人自体がかなり少なかったと思うけど。
今はすごい時代になりました。
Facebookはよくわからないというか、リアルなつながりのある人ばかりが集まっているせいで、うかつに「全ラ!まっぱ!」とか言えないんですね。
俺の性格をよく知らなくて、ちょっとリアルで会った記念で友達になっている人にですね、突然「全ラ!まっぱ!」とか言ったら引かれるんですよ、男女関係なく。
だからあまり使っていないのだけれど、twitterだと300人くらいですか、見てくれているらしいです。
半分くらいszbhな方々なので非常に使いやすいのですが、300人ですよ。
今や、6人友達をたどれば世界60億人と友達なんですよ。
ってことは、多分以前のように苦労しなくても、誰かのフォロワー辿って行けばすぐ自分のところにたどり着けるんじゃなかろうか。
それは多分、ネットワークの張り巡らされ方が、以前のハイパーリンクとは全然違って、もっと幅広くいろんな方向に延びていたりするからなんでしょうね。
だから、きっと、俺なんてすぐ特定されるに違いない。
うっかりニコ生で岡田斗司夫が言ってた言葉をそのまま、タグもつけずに、
「ドワンゴには入るんじゃないぞww」
と発言したら、簡単にRTされましたよね、ドワンゴのアカウントに。