学校に行ったら,一週間くらい前に朝日新聞に載った,まどかの記事がまるっと置いてありました.
だれだろう,こういう親切をしてくれるのは.
まさかせんせ・・・ry
さて,
最近発売になったばかり,らしい.
マルドゥック・スクランブルを見ました.
圧縮です.
なんか,3回に分けて劇場公開するらしく,これは前編といったところでしょうか.
中編にあたる,燃焼は最近公開されました.
一応全部見てから書こうかと思ったけど,3年後とかになりそうなのでとりあえず感想を.
PVを見るとだいたい雰囲気がつかめます.
当初の予想からそれほど大きく外れたことはなかったですね.
つまりPVの雰囲気通りということです.
ちょっとグロかったりするかもしれないアクション系のアニメで,全体的な雰囲気が暗く,セリフはむずかしめの日本語を多く使う,という思春期青年とかがわりとはまりそうなアニメでした.
小難しさを気取っている,感じのするアニメですので,劇中での説明はあえて少な目です.
面白かったの?という直球の質問に答えるとするなら,「劇場にお金を払って見に行くほどではない,それなりの面白さ」.
まず気になるのは色使いだ.
色彩設計は,海鉾重信という方.
美術関係は美峰という会社の方がやっている様子.
色の使い方が,少しギラギラしすぎている.
鮮やかというには若干綺麗さに欠ける,ちょっと目が痛くなるような光沢系の色を使ってくる.
そういうもののおかげで生える部分もある.
たとえば実際に明かりがともっているのが普通である,街並みを写すような場合はこれでいい.
周りの暗闇に対してボヤーっと明るい雰囲気が出やすい.
だが,特に人が入るカットで近くの物体や,服に対してこういう色の使い方をされると,まさしくギラギラしていてドギツイ.
だから,1時間程度の映画なんだが,最後までみているとなんか疲れる.
内容もそんなに清々しかったり,明るい話ではないのだけれど,画面的な意味でも疲れる.
アニメーション制作は,まさかこんな早くから劇場版に手を出すと思っていなかったGoHandsだ.
作画に対しては悪い印象はない.
全体的にいい絵に仕上がっているだろう.
アクションシーンも多めに作っているし,手を抜いた感はあまりない.
そして内容的な話だ.
俺はこういう,ちょっと暗い話は嫌いじゃない.
だけど,時期的には2000年代初頭くらいに出てきてもいいくらいの内容だ.
近未来的な都市に,ちょっと進んだ医療.肉体改造的な部分を多めに出している.
そういう設定は,少し使い古されていないか?
ストーリーの面白さ,というのはやはりそれほどでもない.
どこかで見たような,ありきたりさを感じる.
ただ,なんとなく最後まで見られてしまうのは,これは脚本の上手さだろう.
途中,あまり気づかないうちにかなり長い会話劇が行われていたりする.
それにうんざりさせられたり,気づかされない部分は上手い.
モノローグを多用するアニメは脚本と演出の両方の面で構成が難しいが,これは会話劇に関しては,かなり面白い.
まぁ3部作の一番最初しか見ていないので,ここでいきなりこういう話をするのもどうかと思うが.
メッセージ性はやはりあまり感じないなぁ.
設定とかストーリーに,面白味を感じないせいもあるけど,この作品でものすごいメッセージ性が込められているとは,やはり思えない.
「雰囲気いいアニメっぽい」くらいで終わる,昔よくあったようなアニメに似ている気がする.