ある日,アクセス解析を見ていると,なにやら検索者がいっぱいいる.
一体これは何ページ目に出てくるんだ……と疑問に思いながら,自分で検索してみたがやはり全然出てこないような,幅の広いワード.
そう,「タイガー&バニー」のことをこの前ちょろっと,1回ネタにしただけで,1日に20人を超えるタイバニ信者がこのブログを検索していたのだ.
おそるべき検索能力者たち.
あまりいいこと書いてないのがとてもいたたまれないですね.
日垣隆さんという方のメルマガで面白いことを言っていて,「黙とうするならカネ送れ!」.
これがタイトルです.
俺は,メルマガの読者ではないので,孫引きというやつになりますが.
http://blog.freeex.jp/archives/51317879.html
タイトルは攻撃的だけど,中身はそんなに変なことを言っていない.
自然災害が必然だからといって、人が亡くなって良いわけはありません。今も連日、下一桁まで正確に「死者」と「行方不明者」を新聞は掲げ続けていますが、ほとんどの自治体は自殺者を(死亡診断書を書くのは医師)カウントに入れていないのです。当局から発表された数字を疑うことなく、全紙全局が素直に信じていることに、いったいどれだけの人々が気づいているでしょう。
自殺者って増加していたと思うのですが,俺が知っているのは全国的なレベルでの話なので,実際のところどうなんでしょうかね.
さて,
ラストエグザイルの話をしよう.
ファムがそれなりに面白くはあるんだけど,それなり.
その前にわかったことをいくつか.
ルスキニアとアラウダがギルド人なのはおそらく正しいだろう.
そして,アナトレイやデュシスがあった星とはまったく別の星であることもわかった.
アルがいるってことは,おそらくエグザイルに乗ってきたのだろう.
ソフィアさんがいまだに出てこないので,そこのところよくわからないけど.
とすると,第2期というやつは,第1期とは別の星の出来事であることがわかった.
でもつながりはよくわからない.
もしかして,あれが第1期で言っていた母星のことなのか?
だとするとちょっと第1期とディティールが異なる気がするのと,ギルド人以上の技術力を持っていてもいい気がするのだが.
母星でないとするなら,エグザイルとのつながりもよくわからないし,クラウディア技術がアナトレイやデュシスとほぼ同レベルなのも納得いかない.
そして,これはあと何話で終わるのだろうか.
今19話なんだけど,これ26話やるとおそらく3月中に終わらないよね.
22話くらいでケリを付けるつもりなのか?
第1期に比べてつまらないと感じるところは結構ある.
第1期では第3話でノルキア杯というレースになる.
ラストエグザイルという作品では,いずれも主人公は兵士ではない.
ヴァンシップには乗るけど戦うわけじゃなく,あまり戦いたがらないという特徴がある.
とするとなにをするのかというと,レースをしたがる.
そしてレースがやたら得意だったりする.
だから,第1期では無言でクラウスがハリケーン・ホークを抜き去ったりしている.
第3話でレース,9話と10話でもまたレースだ.
戦闘にあまり参加せず,そこでやたら強かったりするわけでもない主人公だから,こういうところで見せ場がないとやってられない.
ファムには,そういう余力がない.
本筋ばかりで,レースなんて一度もやっていない.
だからファムが速いのかどうか,というかファムの実力によって盛り上がるシーンが全然ない.
ふたつめ.
人がいっぱい集まると大変だね,という話しかしていない.
この人たちは,戦争をして,同盟を組んで,戦争して,和解して,裏切られて,という流ればかりで,話が面白くならない.
あまり頭がいい方法とは思えない.
だって,劇中ではルスキニアは自分の考えを全然言わないじゃない.
連邦と決裂してもやっていける戦力と精神を持っているのであれば,もうさっさと全員の前で言ってしまえばいい.
「俺,こうやって世界平和を実現したいんだけど,どうよ」って言った途端,連邦とルスキニアで割れていた,あの戦闘まで一気に持っていけるだろう.
下手に隠し隠し持っていこうとするから,ややこしいことになる.
これはストーリーもそうだけど,そうやって隠し隠しするところはまったく一緒だよね.
そうやって隠す必要がない謎解きが今回いっぱいある.
第1期では非常にわかりやすことに,マエストロ・デルフィーネという女がいた.
こいつがこの話を素晴らしく昇格していることは間違いない.
こんなちまちま隠したりせず,「世界は私のものだから平民は私に感謝しなさい」だったから,わかりやすい戦闘しか起こらない.
みっつめ.
色使いがあまり好きではない.
超,個人的趣味の話ですが,色が気に食わない.
第1期の色使いが好きだったのに,これはおそらく村田蓮爾のせいではないでしょう.
キャラクターもそうなんですが,全体的に……明るい色が増えすぎている気がする.
これは色彩設計のスタッフが違うことがかなり大きい気がするのですが.
オリジナルストーリーは終わりまで見てすべてです.
現段階ではこう思っていますが,最終回まで見たらめちゃくちゃ面白いのかもしれない.
最終的にルスキニアが「エグザイルの力を使って実効支配」案を出して来たら,まったく面白くないと思うよ.
それは解としてはアリなんだけど,こんな回りくどいストーリーに仕立て上げるほどのネタではないよ.