久しぶりに本読んだ気がした

とりあえず
http://tinyurl.com/c25892a

「なんでコンテンツにカネを払うのさ?」
これが非常に面白かった.


本当に普段本を読まない生活をしているんだけど,どうもたまに欲望に勝てない時があって,思わず生協で衝動買いした.
生協に加入すると書籍は10%安くなるんだけど,初めてその恩恵にあずかった気がする.
衝動買いから約3時間後にはこれを書いているんだから,それはもう面白かった.

今週の銀魂より面白かったかもしれない.


いい感じに攻撃的なタイトルですけど,中身は「コンテンツにカネを払うことがばかばかしい」というような方向ではないです.
メインとしては著作権の話で進んでいきます.
著作権は20世紀の幻想」という岡田斗司夫と,著作権が専門の弁護士,福井健策との対談という形式になっています.
岡田斗司夫の対談,というと文章にはしにくい話し方をよくしている気がするんですが,それでもかなり面白い.
後半,全メディアアーカイブ構想の話がかなり具体的になってきて,その辺は「うーん」と思ったのですが,前半の,最近話題の自炊の話,それとクリエイターという職業についての話はかなり面白かったです.
まぁ構想の話については,具体的な話に仕上げていくとちょっと脱線も多くなりまして,著作権の話からはだいぶかけ離れているので,そう感じたのかもしれない.

コンテンツではないけど,人はライブという経験にお金を払う,というところについては,おおむね同意,だけどもっと俺はこういう話がしたい.

 

生協でいうと,その隣に東浩紀の「一般意思2.0」も置いてあって,これもかなり気になる.