あんまり上品なのが得意じゃないのかもしれない

11月のはじめに、チェコフィルを聞きに行ったのですが、そういえば書いてなかったので書きます。

ビエロフラーヴェク指揮

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

ピアノ:河村尚子

で、演目が

グリンカ:歌劇「ルスランとリュミドラ」序曲

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

ドヴォルザーク交響曲第9番新世界より

でした。

有名どころばかりなので、あんまりクラシック聞かない人も知ってる曲なんじゃないだろうか。

どれもすごく良かったなぁ。

ラフマニノフは大好きなので、好みでいろいろ言いたいことがあるwww

最初の和音、ちょっと優しすぎる。

というか、女性の弾くラフマニノフであまりガツガツしたものに出会ったことはないのだけれど、ラフマニノフなのでもっとどっしりしてる方がいいし、泥臭いくらいでいいと思うんです。

もちろん、10度の和音なのでそんな簡単に弾けないのはわかっているんだけど、それならアルペジオにしてでも重くして欲しい。

実際、最初の和音は、楽譜では何も書いてないけど、5小節目でAがナチュラルになるFmaj7以降はアルペジオにして弾く人がいるし、そっちの方が好き。

そんな優しさなので、第2楽章とかはよく弾けていたと思います。

全体としてすごく奇麗だし、良い演奏だと思います。

好みの問題なのだけれど、やっぱりもっと泥臭くて……。

なんかね、すごく偏見かもしれないけど、こう、育ちのいい感じとか上品な感じっていうのはやっぱりわからないんですよ。

多分そういうのがあんまり好きじゃないんですよね。

それならば、若干汚くても熱量が有る方が好きかもしれない。

だから、ラン・ランとか好きなのだと思う。

ドヴォルザークは、一番有名な9番でしたけど、生で聞くのは始めてでした。

やっぱりラフマニノフとかショパンとかが好きなので、合わせて聞く交響曲チャイコフスキーとかが多かったりするんですよね。

有名すぎてあんまりじっくり聞くこともなかったんですが、最高ですね、これ。

第3楽章終わって、第4楽章に入った瞬間のスピード感、たまらなかったです。

さすがに自国の作曲家に、指揮者も自国の人というだけあって、ノリノリ。

チェコフィルアシュケナージなんて迎え入れないで、自国の指揮者にずっと主任やらせればよかったんだよ」と友達が言っていましたがwww

最後にうれしいサプライズ

アンコール曲はブラームスハンガリー舞曲第5番。

今回有名曲すぎるだろう。

そして、アンコール2曲目は、日本の「ふるさと」のアレンジ。

親切すぎるだろう!!!