8年ぶりのアニメでもおすすめしたくなる蟲師

みなさん、あけましてさようなら。

年末年始は飲み会をしたり実家に帰ったり飲み会をしたり飲み会をしたりスキーに行ったりしているうちに、あっという間に終わってしまったのですが、初詣にはちゃんと行きましたよ。

年末といえば、学校に引きこもって、みんなで大乱闘をするというしょうもない恒例行事があったのですが、流石に社会人なのでそんなことはしませんでした。

代わりに実家でみんなでマリオカートしましたけど(社会人?)。

普段はあまりテレビは見ませんが、年末年始になると通常の番組編成と大分変わって、特番ばかりになりますよね。

昔は、毎週放送のアニメが1週とか2週とかお休みになるので、非常に退屈でした。

ただ、最近は3ヶ月で入れ替わるアニメがかなり多くなってしまったので、年末年始といえども、普通の番組改変期と同じく、最終回を迎えてどんどん終わっていってしまうので、あまり「特番のせいで」みたいな感覚はなくなりました。

今年はそんな中でも、蟲師が最高に面白かったですね。

蟲師は、2005年〜2006年にかけて放映していたアニメですが、なんと今になって再び特別編としてアニメをやってくれました。

なんと総集編でもないんです!この辺、どこぞのSAOとは大違いですね。

制作陣を変えずにやってくれたところは、本当に褒めたい。

まさか8年以上も貯めこむとは、いったい何があったのか……。

これが本当の原作ストック待ちというやつなのだろうか。

もしかしたら蓄えた原作ストックでもって、これから長寿番組として3年くらい放送するつもりだったりしてくれると嬉しいんだけどなぁ。

「蟲」あるいは「みどりもの」と呼ばれる、下等で奇怪な生物、というより生物の原型に近いものに対する対処をする職業が、蟲師と呼ばれています。

蟲師の主人公が、旅をしながらいろんな蟲と蟲に悩まされたり殺されたり共存したりする人たちと関わっていくお話です。

漫画原作からのアニメ化だったのですが、アニメ化によっていい具合に綺麗になって見やすくなっています。

水彩色の背景は非常に原作に合いますが、それだけではなくて、画面全体の明るさや綺麗さが担保されることによって不気味さや怖さが軽減されて見やすくなっています。

原作だと、ちょっと不気味の方が強めに出ています。

題材的にそれは当然になってしまうし、話しとしてもそれほど明るい話ばかりではないのですが、落ち着く仕上がりにはなっています。

「蟲」というところ以外は、かなり分かりやすい設定になっている上、設定上の時代的にも日本的な要素を全面に押し出しています。

おそらく、いきなり見てもちゃんとついていける設定でしょう。

話の構成としても、一話一話が独立しているため、それほど入りにくくもないです。

たまに、話をまたいで登場するサブキャラクターがいるくらいです。

このくらいの、トーンの落ち着いていて、下手したら眠くなりそうな感じのアニメは(雰囲気として)すごく好きです。

ついでに言うなら、ちょっと悲しいくらいの話は大好きですね。

話によっては暗かったりもするので、いいエンドだったりバッドエンドだったりもします。

今回の特別編は、ちょっと長めのお話で、いいエンドにまとまっていました。

久しぶりのアニメで、特別編ということもあって、ちょっと気合いれて登場人物多めだったのですが、そのへんは懐かしい顔ばかりで嬉しい限りです。

一話一話が独立していると言いましたが、基本的には一つの蟲を一話でやる感じなのです。

そして、一話ごとにテーマ曲があって、EDが毎回違う曲になっています。

短いしゆったりなのですが、すごくいい曲揃いなので、このあたりも見どろこですね。

ちなみに、4月から「続章」の放映が決定しているそうです。

やったね!

半年くらい元気かもしれない。