みなさんさようなら.
また,新たに痛いサービスを作りました.
続きを読む細田守のアニメとは,「ぼくらのウォーゲーム」や「おジャ魔女どれみドッカーン」くらいからの付き合いになる.
前作「おおかみ子どもの雨と雪」が,思ったよりも全然面白くなくて,細田守のメジャー路線に付き合う気力を完全に失わせてくれた.
おかげで今回の「バケモノの子」に関しても,宣伝を見た時からメジャー路線感をすごく感じていたし,あまり期待していなかった.
そもそも,「時をかける少女」「サマーウォーズ」とSF路線をたどってきた細田アニメが,いきなりファンタジーに,それでもいい話に振ってきたので,非常にげんなりしていた.
そこは今回も変わらず,ファンタジーものであることは否定できなかった.
だけど,そんな予想を上回って全然おもしろかった.
以下のレビューの後半部分は非常に的を射ている気がしている.
確かに細田守作品は,オタク要素を清々しく描くことに長けている.
ただ,そのオタク要素をオタク要素っぽく見せずに,話しを進めていき,気づかないうちに我らオタクを楽しませている.
もちろんそういったオタク要素としての楽しみ方ではない方面で楽しませている.
「サマーウォーズ」を見たときに思ったのは,「これは誰でも見られるように作られていて,それでいて楽しい」ということだった.
その基本を外してはいない.
たぶん,これの反対を行くのが押井守のアニメなんだろう.
最近アニメに対しては,かなり「これでいい」という気分になることが多くなってきていて,正直,そんなにオタクっぽいアニメを追い求める必要もないと思っている.
もちろん,それで楽しめる領域もあるんだけど,そういうアニメはそういうアニメで,ちゃんと他の人がやってくれれば良い.
そして,細田守作品の目指す方向が,オタク方面ではないことが,そろそろはっきりとわかってきた.
誰でも見られるというのは,「これを知っていないと話がわからないだろう」「これを知ってると実はこんな楽しみ方が」みたいなものを押し付けないということだ.
オタクっぽい,というのは,これをかなり要求してくる.
なぜかというと,そもそもオタク文化というのは「知れば知るほど面白い」というのが根底にあるからである.
だからオタクどもはアニメ本編だけでなく,関連する情報を目ざとく見つけてきては我が物顔で話したりする.
そして「これはオタク向けだ」と思わせるようなアニメというのは,そういったオタク文化,知ってて当たり前,というのを前提に作られ,それを知らないと面白くないようなものが多い.
細田守作品は,明らかにその路線ではなくなっているのがよくわかる.
こういった,オタク要素をひっそりと入れ込んでいるにもかかわらず,話全体を別物として見せることができ,かつ面白いアニメを作り続けるというのは,スタジオジブリの宮﨑駿が非常に,芸術的なまでに上手い.
細田守は,「おおかみこども」あたりから,スタジオジブリを目指している感じがひしひしと伝わってきている.
というのも,今まで話したように,オタク要素を隠しながら,全体を楽しく見られるアニメを目指しているように見えるからだ.
そして,もう一つ凄いところは,「オタク要素を隠して」というところだ.
隠しているから,実は本気で読み解こうとすると,「知れば知るほど面白い」という文脈が存在する.
そういうものを残しているからこそ,表層が「だれでも見られる」形にしてあっても,我々のようのなオタクが楽しめる.
そういう意味では,今回の「バケモノの子」は良い要素をたくさん持っている気がしている.
ここからは具体的な内容についての話しをしよう.
話としての面白みをすごく感じていたのは,どちらかというと前半だった.
後半は,いつもの細田守のアニメっぽい.
おそらく俺が面白いと感じていたのが,最初の要素で,ひとりぼっち達の喧嘩と仲がよくなっていく過程だ.
だから,旅をする辺りはもっと長々と描くのかと思っていた.
ストーリーの要となるのは,主人公の葛藤だと思うのだが,前半は「仲良くなれない」というところだ.
実は映画のキャッチコピーを見ても,今でもやっぱりここはもっと長く取ってもいいと思っている.
で,後半になると,主人公は人間界に帰れるようになる.
ここで「どっちの世界に残るのか」という葛藤が出てくる.
今回,あまりヒロインを長々と描いていないので,ちょっと蛇足感があったのだけれど,ここで出会うヒロインと,バケモノの世界との葛藤は,あまりメインのストーリーではない気がしている.
その証拠に,この葛藤は大きく問題視されることもなければ,根本的な解決を導き出そうとするわけでもない.
ただその後に発生した別の問題が覆いかぶさってきて,なし崩し的に終わってしまった.
このへんは,「じゃぁ出す必要合ったのか?」と思うところではある.
なんか,闇を抱えた同じ立場の友達を出すだけであれば,もっと別の描き方をしたほうが,このヒロインの蛇足感がなかった気がするんだけどなぁ.
「現実世界の渋谷から,バケモノの世界へ通じている」という不気味さは,実に良い.
そしてそれが描かれるのが夜の街であるあたりは,描写的に非常に良い.
夜の街にある不思議さや不気味さみたいなものが出ているので,実はここはもうちょっと怖く描いても良い気がしている.
それは千と千尋のような神隠し的な要素でもあるし,ちょっと思い返したのは「カクレンボ」というアニメだった.
絵の話を少ししよう.
「おおかみこども」のときは戦闘シーンがまったくなかったので意識することがなかったのだけれど,「サマーウォーズ」以降,かなり良い格闘シーンが見られる.
今回の「バケモノの子」でも,戦闘シーンは結構でてくるので,なかなかに楽しめる.
特に素手同士での格闘が多いのだけれど,その描写はなかなかに緊張感があって引き込まれる.
動きと止め,緩急の付け方が非常に良い.
パンチを繰り出すとき,パンチを出す瞬間を見せない.
そして動いている手のみを見せるので,スピード感のある動きになる.
こういうのをすべて連続的に描いても,実はあまり速く動いているように見えない.
そしてよく止まる.
パンチを受けた時,打ち終わった後,そういう登場人物からしてみれば一呼吸置く瞬間というのをよく表現していて,一瞬止まる.
それによって,戦闘シーン全体の緩急が気持よく,もちろん痛い絵にはなっていくのだけれど,キレがいいもんだから清々しさを感じられる.
これは,「サマーウォーズ」の戦闘シーンでもよく見られた.
が,今回の方が圧倒的に戦闘メインなので,見どころが多い.
そして,汗の飛び方なども加わっていて,重量感が増している.
もう結構歳をとってしまったのか,アニメの見過ぎなのかわからないけれど,映画館に行って2時間集中して見られるアニメというのは,やっぱりそんなに多くない.
そういう現状でも,これは時間を忘れて見ていられた.
ファンタジーは,実はたまに現実に帰ってきてしまうのだけれど,そういうこともなく,2時間きっちり俺をアニメの世界に閉じ込めておいてくれた.
ネットには賛否両論あるんだけど,俺はおすすめしたい.
2014年後半アニメの感想として,今度はサイコパス2について書いていきます.
サイコパス2,非常に面白くて毎週楽しみにしていた気がするんですが,最終話まで来たら「あれ,なんかこんなもんか」という終わり方をしました.
1期ってもっと最後まで楽しかったよね?
とも思うわけなのですが,これっておそらく題材にしているものの限界なんですね.
サイコパスというアニメの主人公は警察です.
なので必ず事件が起こります.
この1クールで1事件を題材にしたことはなかなかに見事なんです.
普通そんなに持たないから.
ただ,その事件も含めて全体的な設定が,もう警察側の成長というのをあまり許容してくれないんです.
サイコパスというアニメは,犯罪係数という形で犯罪者・犯罪者予備軍を見つけ出してしまって,それらを社会から隔離することで健全な社会を守るという,ちょっと近未来的な新しい秩序によって守られている社会が舞台になっています.
その根幹を担う犯罪係数の測定を行うのが,シュビラシステムです.
これらの設定は,物語のテーマの部分に深く関わりすぎているため,この社会自体の変容というのが受け入れ難くなってしまっています.
この部分を変えてしまうと,それは物語の舞台としている「こんな監視社会でいいの?」っていうテーマの部分が揺らいでしまいます.
それはちぐはぐなアニメになる上に,おそらくそんなことをしたら視聴者が置き去りになってしまう.
その代わりにアニメ設定の構造としては非常にわかりやすくなっています.
そのため,第1期の第1話を一番最初に見ただけでも,設定がすんなり飲み込めて,この先に展開されてくるストーリーを違和感なく受け入れられるように作られています.
サイコパスの第1期というのは,そんなシュビラシステムという設定をいきなり出されても,おかしさが説明され切らない部分について光を当てます.
ただし,光を当てるために行うのは,犯罪であり,それを担っているのは槙島聖護です.
そう,このアニメ,最初から事件を起こす側こそが視聴者側に疑問をすべて説明し,社会のおかしさを説明し,これでいいのかと問いかけてきている.
だからこそ,このアニメをすらすらと見られて,なおかつ面白さを感じつつも,どうも槇島が惜しい気がしてしまいます.
もちろんストーリー展開的にも,演出的にも,見ている側が気になってしまうのは主人公の,警察側であることは間違いないです.
おそらくそういう意味を込めて,槇島には表立って目の前で殺人させる描写が組み込まれているのだと思います.
ただ,どうしてもこの社会はおかしい気がして,「それはおかしいだろ」っていうところをしっかりと攻めてくる事件を,ちゃんと起こしてきます.
これはなかなか見事な構成ですよね.
たぶん,最初に企画した段階では第2期や劇場版のことなんて,全然考えていないでしょう(当たり前かもしれませんが).
だからこういう設定で,2クール限りで面白い話になっているし,思い残しがない形でしっかり終わっているんですね.
というわけなので,第2期にしてみれば,もうこの社会がおかしいだろうっていう部分を,どこまで度肝を抜く形で付く事件を作れるかどうかにすべてがかかってくるんです.
それは元から計画していなかったから仕方ないのかもしれないけれど,どうしようもない.
この設定,この社会,この舞台でできることは,もうそんなに多くなかったのでしょう.
だからシュビラシステムに変化を求める事件にはなっているんです.
でもそれって,きっちりとした回答を出せないので(社会が変わってしまうことがテーマではない),あんな終わり方になったんだと思います.
サイコパスというのは第1期から,こうなるだろうなって予測は結構立てやすい展開をしていました.
ただし,演出は見事に冴え渡っていて,その辺はさすがにProduction I.G作品だなって感じがします.
緊迫感のある演出とかって昔からかなり上手くて,作画のクオリティも高いので,こういうちょっと暗い絵のアニメでバトルやらせるとめちゃくちゃおもしろいんですよね.
だから,OPでわかっていても東金が黒幕の一部というところが見え隠れしてくるあたりは,すごく盛り上がるんですね.
同じくProduction I.Gの作品ですが,こういった社会の設定それ自体が作品の問いかけの根幹を担っていて,そこに挑戦してくる犯罪者という構図は,攻殻機動隊でよく見かけました.
とくにStand Alone Complexの時の笑い男事件は非常に面白かった.
あれは,事件の質も良かったし,笑い男という犯人の天才さによって英雄さが際立っていたように思います.
その後の2nd GIGになると,やっぱり事件としての面白味がなくなってくる.
犯人がイマイチだし,物語の根幹である社会に対して訴えかけてくるものが全然足らない.
2014年後半アニメの感想として,SAOの第2期について書いていきます.
このソードアート・オンラインⅡ,面白いといえば面白いのですが,やはり1期ほどではないという,月並みな感想しか出てきません.
こういう,第2期を制作しちゃうアニメだとよくあることですが,やっぱり第1期というのはちゃんと構成も練られているし,設定の使い回しには当たらないので,すごく新鮮味があって面白いんです.
だから,どうしても第2期がつまらなく感じてしまうのは仕方ない.
しかし,SAOに限って言うなら,第1期も後半おもしろくなかったよ.
第1期のSAOは14話までの,いわゆる「アインクラッド編」だけが異様に面白かったのですが,後半の「フェアリィ・ダンス編」というのは実につまんなかった.
第2期はそのまま流れ込んでいるので,やっぱりそんなに面白くはない.
SAO第1期が放送されたのは,2012年7月からの2クールアニメでした.
実は2012年というのは,かつてインターネットゲーム界で大変有名であったラグナロクオンラインの運営開始から,ちょうど10年目にあたる年です.
テイルズウィーバーが2004年開始なので,ちょうど8年.
マビノギが2005年開始なので,7年というところですね.
SAOの世界観というのは,このようなMMORPGの世界観に非常によく似ています.
デバイスが違うだけで,我々はかつてをそのまま思い出せるような世界になっています.
そう,SAOの世界観そのものというのは,基本的にはMMORPGをめちゃくちゃプレイしていた世代に,ひたすら懐かしさを覚えさせてきます.
だから俺のような人間が見ると,ひたすら懐かしさを感じる.
あの頃,MMORPGに終わりが無いことに我々は喜びを感じていた.
仮想通貨も,ネットゲームのレベル上げも,なんかそれがすべて幻想でないような気がしていたし,毎日話している人たちはすごく仲良い友達のような気がしていた(実際に仲の良い人もちゃんといました).
だからこそ,みんなどっぷりとハマっていたし,それを問題視する声もチラチラ聞くことがあった.
ただ,そんな声には耳もくれずに,みんなで狩りに出かけていたし,毎日きっちり狩りの計画はしていたし,Gvにもきっちり参加していた.
そして,なんか信じられないくらい楽しかった.
今思い出しても楽しかった.不毛だけど.
たとえ幻想でも,みんなで信じて本気で遊んでると,結構楽しいんだなって思った.
SAOの「アインクラッド編」では,ゲーム内での死=リアルでの死,というルールが課された.
だから,みんな本気でやっていた.
死なないように細心の注意を払って狩りをしていたけれど,それでもクリアしないと終わらないのでみんなで必死にレベルを上げて攻略する.
諦めてのんびりと暮らす人もいるし,なかなか強くなれない人もいる.
PKに目覚めてしまう人もいる.
でも,全員が本気でやっている.
設定が加えられているにしろ,この本気さが当時を思い出させ,懐かしさを感じさせる.
SAO内で起こることに,かなり細かいところまで「あーこんなことあったあったwww」と頷ける.
と同時に「楽しかったなぁ」と思い返す.
言ってみれば,「アインクラッド編」はすべて思い出補正で成り立っている.
こんなBGMひとつとっても,「こういうのよくROとかテイルズとかで使われてたなぁ」って思うんです.
Sword Art Online OST1 Everyday Life - YouTube
だから,思い出がない人たち(MMORPGをやっていなかった人たち)が見ても,まぁ普通におもしろいアニメだなぁって程度なのかもしれない.
それが大前提にあって第1期を見ています.
なので,第1期後半は面白くない.
MMORPGを本気で遊んでいるわけじゃない,コンバートしてチートスキルを持っている状態で,あとは仲間の力を借りて……というところは,ゲーム内での活動ストーリーとしては全然面白くないし懐かしくもない.
そういうんじゃないんだよ!もっとこう……ペットが死んだり,普通にレベル上に付き合ったり,やばいくらい強いモンスターにうっかり合っちゃって……みたいなのが懐かしいんだよ!!!
この話が,アスナというヒロインを上手いことストーリーに組み込む上で重要であることは理解しています.
ただ,理解しているだけで特に面白味は感じない.
この視線で見続けていると第2期はさらにどうでもよくなってきます.
第2期前半,「ファントム・バレット編」は,銃を撃ちあうゲームなのですが,いきなりゲーム対象がラグナロクオンラインからCall of Dutyになった気がする.
もうこの辺のFPSはまったくとやっていないので,俺の懐かしさに触れもしませんでした.
ここは非常に個人的な理由なので,もしかしたらこれを喜ぶ層がいるかもしれませんね.
第2期「キャリバー編」,「マザーズ・ロザリオ編」については持ち直して,ちょっと嬉しい面もありました.
ひとつは,純粋にMMORPGに戻ってきたこと.
そしてもう一つ,「マザーズ・ロザリオ編」はみんな本気で遊んでいたので,見ていて清々しい(そして懐かしい).
気に喰わないこともあります.
第2期になってから,トラウマのある少女,終末期の患者,というなんだか社会問題っぽいものを取り入れようとしているんですが,いらない.
あくまでSAOのストーリーの面白さはゲーム内での面白さにあると思っています.
というか,そこを全面に押し出して欲しいんです.
だから,ゲームを本気で遊ぶための材料として,リアルでの不遇を使うのであればまったく異論はないんです.
でもそこで社会派ぶらないで欲しい.
必要のないものを中途半端に取り入れると,俺は物語の純度が下がる気がしていて,あまり好きではないんです.
社会問題を取り上げたいのであれば,それはそこを全面に押し出せばいいのであって,ゲームをさせてほしくない.
むしろそこでゲームをさせているのを見ると,「やっぱりSAOというコンテンツは,もはや我々に懐かしさを与えて,思い出は楽しかったと思わせてくれるものではなくなってしまった」と感じてしまう.
というわけで,俺がSAOに求めているものは最後まで「懐かしさ」であり,面白いと感じていた大部分は「思い出補正」で成り立っています.
そいういう意味で,第2期まで通してみて,やはり第1期の「アインクラッド編」が異様に面白かった.
第2期は,第1期ほどの面白さはもう持っていない.
褒めるべきところを少しだけ.
アニメーションの演出はかなり出来のいいものでした.
これは第1期,第2期通してなのですが,勢いのある演出,バトルシーンでの盛り上げ方は見事です.
最近はあまりスタッフにまで目を通していないので,演出の方の名前を読んでもピンと来ないのが残念です.
あと,A-1 Picturesというアニメ制作会社は,いろいろなアニメを作ってきましたが,「ここまで良いアニメーションをつくり上げるまでになったか」と思うくらいには,見事でした.
必要な部分では確実に絵をしっかりと動かしています.
それが演出の求めているレベルに達しているようで(素人目には),動きの激しいシーンほど燃えます.
それは第2期を見ていても特に,楽しめたんじゃないでしょうか.
毎回アニメ改編期に紹介とかしてますけど,あれ全部自分本位の個人的趣味趣向丸出しの紹介ですよね.
昔,「これ,俺バージョンも作ってよ」とか言われて書いたことあるんですけど,こう,「これ好きそうじゃね?」ってやつがクリティカルヒットしたときの「当たった!」感がやばかったです.
そういうわけなんで,もし書いて欲しければ本当に書くので,アニメ見たい方は存分に俺に聞いてくださいね.
そういうわけで2014年夏アニメを!上からおすすめ順!
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第1話,始まって2分でわかる.
このアニメはやばい!面白い!
背景の出来,人物の動き,そしてこれだけ動き回る演出.
絵の出来だけで本気度が伝わってきます.
加えて,ストーリーと設定が大変俺好みです.
こういう真面目系なアニメで,リアルな設定で,オリジナルというのはもう確実にツボにハマる.
さすが渡辺信一郎監督作品,しっかりしたアニメしか出してこない.
加えて音楽は菅野よう子.
この組み合わせはやっぱり最高ですねー.
これだけはPVを見ていただきたい.
http://www.swordart-online.net/phantom/
第2期なので続けてみています.
やっぱりある程度以上の面白さはちゃんと担保してくれています.
SAO,第一期は前半の部分が好きだったので,今回もこのネットゲームがどの程度の設定になっていて,何をするのかというところが,話の面白さに直結しそうですね.
ただ,今の時点での設定を見る限り,リアルでの事件性に絡んできているので,単純にネットゲーム内での話の展開というよりは,ミステリーっぽさが増えている感じがします.
その辺はさすがにラノベ原作っぽい.
ちなみに今回題材のゲームは銃を撃ちあうものでした.
世の中的にはFPSが流行ったりしていたので,わかりやすい流れなんですが……
やっぱりこう,スキルとかステータス的なもの+時間+人が絡んでくるMMORPGと違って,FPS的なゲームというのはゲーム内でのストーリー性というのがどの程度面白くできるのか,ちょっと不安ですね.
日常系,というわけでもないですが,設定はそんな感じ.
書道家が主人公という,ちょっとめずらしい感じなのですが.
行き詰まって,田舎に行ってそこの人たちと触れ合って,というなんかドラマになりそうな話ではあるので,見やすい.
アニメっぽい話ではないので,演出的にも絵的にもあまり媚び売ってこないのは良いです.
ほんわかしているといえば,そうなんですが,方向性はよくわかんない.
漫画原作です.
P.A.WORKSのオリジナルアニメ.
ここの絵は非常に綺麗で好感が持てていたのですが,今回も同じくえらく綺麗です.
光るものとか透き通っているものの描写が最高にうまいですね.
内容的には学園モノかなぁと思ったんですが,どうやらちょっとSFっぽい要素を含んでいる.
未来が見えるとかどうとか……そんなのを小出しにしてきている.
最近のP.A.WORKS,絵はどんどん上手くなってきているんですが,どうも内容的にはそれほど惹かれるものがない.
やっぱり『花咲くいろは』くらいの時期が一番好きだった感じ.
もともとリアルな設定で,日常描写のうまいアニメーションがお得意だったので,最近のSF要素入りの路線というのがどうも好みではない.
きれいなのは嬉しいんだけど,あの絵でSFっぽい話やるとどうも違和感が……
というのもあるし,SFっぽいとなるといよいよ話の面白さが重要なんだけど,ストーリーの展開にダイナミックさがまったくないので(それは絵的にも),盛り上がりに欠けるんですよね.
ちょっと期待はずれな可能性もある.
http://www.ntv.co.jp/basara_je/
続きで見ていますが,今回はIGじゃない.
アニメーション制作会社が変わってしまったので,演出とか動き的な見せ場が減っている.
ストーリーとしては割りとギャグっぽい気がしていたんだけど,どんどん進んでいきますね.
とりあえずメインストーリー自体は前から面白かったので続けてみてみます.
第1話としては,前半が結構つまんないかなぁ.
やっぱりぶっ飛んでいる設定だし,原作のゲームだったわけで,アニメを作るのは大変だということはわかるんだけど,ぶっ飛んでいるアニメーションを維持していかないと面白くならないタイプなので.
原作は別冊マーガレットの漫画.
少女漫画だし,そういう展開をしてきてはいるんだけど,結構見られる.
日常学園モノで,完全に少女漫画っぽい展開をしてくる.
ちょっと懐かしい感じがするのも好感が持てるし,少女漫画っぽさが強くない絵柄なので,普通の深夜アニメとして見られます.
http://www.psycho-pass.com/index.html
新編集版というからどの程度編集されてるのかと思ったけれど,以前放送したものを2話ずつまとめただけなんじゃないかな!
という感じの放送で,まったく目新しさはないのですが,サイコパス好きなので見てます.
あ,前に放送したやつのDVDでも別にいいんじゃないかというくらいの,新編集版.
密かに劇場版に期待しておきましょう.
あー!日常系のアニメです!学園モノ!
こういう,展開として単調で,まさに日常系!ってアニメが最近少なめだったので,「これだよこれ,日常系ってこういうやつだよ」って感じがして見ました.
一時期こういうアニメがめちゃくちゃ増えて,しょっちゅうグダグダしたアニメやってたんですが,最近減ってきましたねー.
今回見ている中ではかなり正統派の日常系アニメです.
人生相談してくれるんですけど,大した相談もないし,女の子たちの日常を眺めるアニメです.
まぁそれなりにギャグっぽくもあるので.
理系・文系・体育会系にわかれた女子たちが人生相談に乗ってくれます.
まともに答えてくれるかは別として.
こちらも第2期ということで見ています.
1期より面白くはない.
というか1期もまじめに最後まで見た記憶が…….
やっぱりそれなりには面白いのですが,どうも視点とか演出が腐女子向けに作られているだけあって,そそられるものは何もない.
まったく何にもそそられないし,別に画面見てなくてもいいかなって最近思ってる.
http://bakumatsu.marv.jp/anime/
幕末?ちゃんと新選組やら坂本龍馬が出てきます.
ただし,斬り合いはしません.
演奏します.
「俺の歌を聞け!」ってことです.
ちゃんとそこで謎の争いは繰り広げられるんだけどね.
ネタとして見る分には大変笑いどころが多いのですが,どう考えても話が面白いタイプのアニメではない.
よさこいしませんか?っていう謎の女子高生たちのお話.
割りと萌系っぽい絵を使ってきているし,普通に見る深夜アニメとしては抵抗ない.
ただ,別に面白くなりそうな感じではないですねー.
女の子たちがよさこいをやろとするという,日常系アニメです.
http://www.marv.jp/special/tokyoghoul/
期待はしていたんです,なんか話題だったし.
ただ,どうもグロい.
もともとグロいものに耐性はあるんですが,美しさがないと吐き気が.
人を喰うという設定の時点で,相当にアレなことはわかっていたんですが,やっぱりご飯食べながら見られるアニメじゃない.
その割に話しの面白さが伴わない感じがするなー.
タブーを題材にしてくるのは別に構わないし,話題にもなるんだろうけれど,「なんか気になる展開になりそう」っていう要素があまりなかった.
http://www.tbs.co.jp/anime/railwars/
国鉄に就職した人たちの,ちょっと変わった世界観の話なんですけど,とりあえずつまんない.
なんというか,ラノベでありそうだなー……と思ったら本当に原作はラノベでした.
あまり設定としてありがちではないかもしれません.
でもそんなところに惑わされてはいけない.
まともな話として面白いわけでもないし,ギャグを展開してくるわけでもないし……ましてやSFでもない.
===== 以下 HPだけチェックしたけどとりあえず見ない =====
■アルドノア・ゼロ
■さばげぶっ!
■アカメが斬る!
■DRAMAtial Murder
■ひめゴト
■ヤマノススメ セカンドシーズン