LAPRAS株式会社を退職する

8月31日をもってLAPRAS株式会社を退職する.8月7日が最終出社日だった.2018年4月1日入社だったので,2年5ヶ月いたことになる.

俺が入ったときはscoutyという社名だったけど,途中でLAPRASに変わった. 辞める時点でのLAPRAS SCORE

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やってたこと

でかいのだと

とかをやっていた.SREだけど普通にアプリケーションも開発していたので,Webアプリケーションとかクローラーの機能開発等は普通にやってた.突出してこの機能を作った!というのはあんまり思い浮かばないけど.

あとRundeckを入れたりDatadogを入れたりRabbitMQを入れたりサービス間通信にgRPCを入れたりもした. Datadogとは前職からの付き合いだけど,使い勝手良すぎて導入せずにはいられんかった.

LAPRASはPythonの会社で,WebアプリケーションはほとんどPythonで書かれていたんだけど,クローラーには無事Elixirを導入することができた.割とうまいこと布教できて,Elixirの沼にハマってくれたのではないかと思う. もうみんなパターンマッチがないと生きけいけない体になったと思う.

入った頃のscoutyはまだ若い会社で,エンジニアもそこまで多くなかったこともあり,社内ネットワークの管理みたいなこともやらなきゃいけなかった.元のオフィスはかなり狭かったので,ネットワーク構築も自前でやっていて,「ネットが遅い」みたいな苦情がよく出ていた.移転したときにネットワーク構築会社に頼んでからは,VPNのユーザ追加/削除くらいの仕事しかしてない.

環境

最近はオフィスを退去することで話題にされてた.

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が,これは新型コロナウィルスが流行り始めて,ほとんどリモートワークになった結果であって,それ以前はみんな会社に来ていた.以前は,リモートワークは週1日程度しかやっていなかったしね.

今はフルリモートが認められている. 10:00 - 19:00が勤務時間だけど,フレックスなので早めに来たり早めに帰ったりしても良い.コアタイムは一応あるらしいんだけど,そもそもそんなにきつく言われないし,どの時間帯がコアタイムなのか忘れた. 朝の10時もそんなに厳密じゃないので,俺の中では10:00~11:00の間に行けばいいくらいの認識だった.今はリモートなので,9:55まで寝てても10:00に勤務開始できるけどな.

LAPRASはホラクラシー組織という,ちょっとめずらしい組織運用がされている.

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いち社員の立場からすると,これは結構良かった.ただ,普通の,上司がいたりマネージャーがいたりする組織ではないので,誰にでも合うものでもないのかもしれない. あと,ぶっちゃけスクラム開発を導入しているエンジニア組織と,そこまで噛み合わせが良くないと思っていて,エンジニアとしての俺はあんまりホラクラシー的な動きをしてなかったと思う.アサインされているロールも少なかったし,所属しているサークルも少なかった.

エンジニアのPCについては,最初はMacBookProを支給されていたんだけど,あまりにもDockerのボリュームマウントが遅すぎてLinuxに変えた.

h3poteto.hatenablog.com

これも結構普及して,今はだいたいエンジニアのPCはLinuxになってるんじゃないだろうか.希望したらMacももらえるのかもしれんが.

その他おもいで

LT大会

LT大会は俺が始めたんだけど,これが結構根付いて,3ヶ月に1回くらいずつちゃんと開催されていた(フルリモートになってからは難しいな……).別に何を話してもいいLT大会なので,俺も魚のさばき方とか発表している. IT系のエンジニアじゃないと,なかなかLTに馴染みがないと思うんだけど,ビジネスサイドも含めて割とみんな楽しく参加してくれて,面白い話をしてくれるので良かった.

こういうときの盛り上がりは,やっぱり配信だとなかなか難しいよね.技術的な話で,ためになる話であれば配信でも結構嬉しいけど,ウケを狙ってたりしょうもない話でみんなで笑うのは,やっぱりオフィスに集まってないと難しいと感じた.

格付けチェック

年始にやっている某番組の丸パクリを会社内でやっている.年末の忘年会に合わせて企画して,2年連続で開催された. 忘年会と抱き合わせているからだろうけど,異様に参加率が高い.

お代は,

  • コーヒー
  • 写真
  • 音楽
  • チョコレート
  • ごはん

等.飲食物が多いのは,用意しやすいからというのがある.本当は,本家みたいに黒毛和牛とか生演奏とか盆栽とか出したいのだが,用意するのが無理すぎる.また,調理が必要なものは会社でやるのは難しかった.全員に同程度の調理を施した肉を出すのは,素人には難しい. 会議室をすべて抑えて,A,B,Cそれぞれの部屋を用意して,主催者が正解の部屋の扉を開けて回っている.そして会場の様子はSlack通話でつないで見えるようにしている.割と本格的.

これによってつけられた格は,esaに保存されているので,一流の社員が誰なのかがすぐにわかる. 「コヒー好きなんですよ」と言っている弊社CEO,島田寛基コピ・ルアクと間違えてスーパーに売ってる一袋100円くらいのコーヒーを選んだ瞬間の顔は必見だと思う.

ja.wikipedia.org

なんで辞めるの?

インフラを担当するエンジニアとしては,今あんまりやることがないなと感じるのが正直なところ. LAPRASは,いまのところバカみたいにアクセスがあるサイトではないし,書き込みが異様に多いとか,特殊なワークロードが多いというわけでもない.DBはRDSを使っているし,ある意味一般的なウェブアプリケーションを動かせれば問題なくて,Statefulで扱いが難しいアプリケーションがあるわけでもない.それに,めちゃくちゃしっかりマイクロサービスに分離しているわけでもないし,分けるほどプロダクトもエンジニアも多くない. そういう状況ベンチャーだと,変にKubernetesにカスタムコントローラを載せたり,特別なカスタマイズをしたりということを,今の段階であまりやらない方がいいと思っている.しかしそうなると,普通にEKSにDeploymentを動かせればいいくらいのことになってしまう. そこを考えていくと,この先あんまり特別な仕事はない感じがして,この先会社が成長するにしても俺はこのままでいいのかなぁと思ったりはする.

もちろん,どこの会社でもあるだろうけど,データ構造がよくないとか,アプリケーションのコードがぐちゃぐちゃだとか,そいういうのはある.ただそれは,いつでも好きにリファクタリングしてればいいわけではなくて,開発チームとしては作らなきゃいけない機能もあるので,タイミングを見計らう必要はある.純粋にWebアプリケーションエンジニアなら,そのタイミングを見計らってリファクタリングしていくというものアリだと思う.しかし,残念ながらまだ俺はもう少しインフラとかSREとかいう領域で,役に立つことをしたいと思ってしまった.

まぁそれだけではなくて,ここには書けない理由もある.これについてはそのうち時期が来たら答えられるようになると思うので,直接飲んだときにでも聞いてくれ.

久しぶりの夏休みだ!

転職は3回目だし,そのたびに有給は全部使い切っているので,長期休み自体はたまに発生していたけど,夏の長期休みは初じゃないかな.学生時代はもちろん夏休みという,授業がない期間はあったけど,高専5年以降は修士も含めてほとんど毎日研究室だったので,マジで休みな夏休みはめちゃくちゃ久しぶりじゃないだろうか. こういうご時世なんで旅行の計画とかはいんだけど.正確に言うと7月に行こうと計画してたけど飛行機飛ばなくなってキャンセルした.悲しい.

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