Homebrew環境で複数バージョンのImageMagickを使う

ImageMagickというソフトウェアスイートは、Linux系のOSだと非常に行儀がいい。

間違いなく便利だし、特に問題を起こすこともない。

ただ、これがMacになると話は違ってきて、まぁ大抵RMagickとかでエラーが出るのはコレが原因となっている。

問題はバージョンで、ImageMagickのバージョンによってはlibの場所が変わってしまうので、RMagickから見えない場合がある。

そんなときのために、Homebrewで複数バージョンのImageMagickを使い分ける。

$ brew update

$ brew versions imagemagick

6.8.0-10 git checkout 45a4978 Library/Formula/imagemagick.rb

6.7.7-6 git checkout 834ce4a Library/Formula/imagemagick.rb

6.7.5-7 git checkout f965101 Library/Formula/imagemagick.rb

これで、Homebrewが認識しているImageMagickのバージョンが一覧表示されます。

ちなみに、ここからインストールするには、

$ git checkout 45a4978 Library/Formula/imagemagick.rb

$ brew install imagemagick

とします。

そしてこれは複数バージョンももちろんインストールすることができる。

$ git checkout 834ce4a Library/Formula/imagemagick.rb

$ brew unlink imagemagick

$ brew install imagemagick

そして、この状態で複数のImageMagickがインストールされています。

時と場合によってこれらを切り替えることができて、具体的には、

$ brew switch imagemagick 6.8.0-10

と、$brew versions で確認した名前を指定してあげれば、切り替えることができます。

この際、libファイルなどもすべて入れ替わるので、RMagickが必要とするバージョンのImageMagickを毎回使うことができます。