銀魂劇場版を見てきた。
銀魂を知ってる人は、ひとまず安心してほしい。
ちゃんと2時間の劇場版となっている。
決して総集編ではないし、BGオンリーで声優が話すだけのアニメでもない。
まぁ、銀魂なのだから笑える話になっていることを期待されるだろうし、劇場版なのだからそれなりにシリアスな話の展開になっていることも容易に想像できるだろう。
だから、たまにTVシリーズの長編であったような、冒頭はギャグで飛ばしてシリアスモードに入るというパターンを想像してもらって間違いない。
だが、今回の見所は、そんな普通の銀魂展開ではない。
なんといっても冒頭だ。
俺は今回ちゃんと映画館で見ている。
だから劇場の予告も入っており、なんかつまんなそーな映画の予告編を大量に見せられた後、「No More 映画泥棒」の映像を見せられている。
そののち、さらに「風立ちぬ」の予告を見せられて、ようやく本編に突入した。
と、思ったら再び「No More 映画泥棒」である。
2回も突っ込んでくるとかどういうことだよ!!?と思うと、なんとアニメーションである。
あれ?そろそろ映画会社がこんなくだらない映像をアニメーションで作るような暇っぷりを発揮しているのか?
見事にパントマイムを再現し、後ろで映画を見て、映画泥棒を指さす女の人の動きまで忠実にアニメーション再現されている。
こんな答え合わせつききのロトスコープは初めてである(笑)。
ひと通り映画泥棒のアニメーションが終わった。
と、思ったらまたまた再び「No More 映画泥棒」別バージョンのアニメーションである。
いやいやいや、どういうことだよ!?
と思った時点で銀さん登場。
あろうことか、これが本編である。
その後、銀さんが「No More 映画泥棒」に説教を垂れる。
「毎回毎回映画泥棒やりすぎなんだよ」
「お客さんだって予告編見せられまくって、ずっと待ってて疲れてんだよ」
「何回同じ映像見せてると思ってるの」
「だいたいなんでそんな映画泥棒やってるんだよ」
と、「No More 映画泥棒」に対して延々説教した挙句、
再び「No More 映画泥棒」、今度は銀さんも一緒にパントマイム。
劇場版で尺稼ぎなんてする必要ないので、これってもしかしてお話に必要なこと?
かと思っていたら、全然必要なかった。
ってことは、もしかしてこれ映画泥棒のCMに喧嘩売ってるんじゃないの?
ちなみに頭にビデオカメラつけた、あの映画泥棒、CV山寺宏一だったよ。
なんて豪華な映画泥棒なんだ。