悪いことすればすぐにバレます

なんか面白そうなことをしている記事を見つけたので貼ってみます.

「田舎はオープンワールドRPGみたいだった」

http://d.hatena.ne.jp/pha/20121127/1354011976

田舎だとそのへんの人と喋ってると「どこどこで人手が足りない」とか「◯◯やる人いないか」とか「××の家が空いてるけど何か使えないか」とかいう話をしょっちゅう耳にするし、やることはいくらでも転がっているのだ。まあ、お金をバリバリ稼げる仕事ではないかもしれないけど、人と会ったり喋ったりしてれば米とか野菜とかを何かと分けてもらえる感じだし、ある程度人と交流していれば生きていくのは全然問題なさそうだった。

基本的に人が足りないので、一旦信用されるといくらでも仕事は回ってくるみたいだ。廃校や空き家を再利用するプロジェクトでも、一つがうまく行くと「今度はここにも廃校があるんだが何かできないか」「ここの空き家も何か利用できないか」といった話が次々にやってくる。聞いている限りでは今いる人間では利用しきれないほどの空き家や廃校があるようだった。もったいないので東京の人口を0.0000000001%でいいのでsこに移植できたらいいのに……。

就活にモヤッとしたり会社にユラッとしたり都会にギスッとしたりした人は田舎暮らしを検討してみてもいいかと思います。熊野に限らずいろんな地域に若者が集まってそういう生活を支援しているNPOとかはあるみたいだし。全く縁のない田舎にいきなり一人で飛び込むのはキツいけど、同世代のよそから来た若者が集まっているコミュニティがあれば結構いけるんじゃないかなと思う。

この,「一旦信用されると」というのがすごく大きくて,まだこういう田舎では地域コミュニティが生きていたりしていて,信用されるまでのよそ者っていうのは居心地が悪いものです.

おそらく,こういうNPOの方々って,最初の段階でそういうのを乗り越えているんだと思う.

ただコレ,多分誰かその田舎に実家があるヤツが一人でもいると結構ハードル低いと思うんですね.

地域コミュニティが生きていると,家っていうのは当然のごとく知られているんですよ.

よくうちの婆さんに友達の名字を言うと,見事にその友達の住んでいる場所,親の名前を言い当てていたんですが,そういうアレです.

結局,同じ地域に昔から住んでいる家の子供だと,婆さんには「○○の孫」というように簡単にたどれるくらいに,地域全体が顔見知りらしいんですね.

だから,俺が寺の門に落書きしたときは即バレしたんですね.

誰か,田舎に実家があるヤツがいれば,それはもう「○○さんの家の息子」という,ネットでいうところの「Facebookのアカウントありますよ」みたいな状態なんですね.

熊野に行く前は家でずーっと引きこもってスカイリムというゲームを一日10時間ぐらいやってたんだけど、熊野の暮らしはリアルなスカイリムだ、と思った。僕がスカイリムでやっていたことと言えば、山や野を走り回ったり、弓で鹿を狩って肉と皮を手に入れたり、皮をなめして革製品を作って売ったり、薪を割って売ったり、山賊や吸血鬼を倒したりしてたんだけど、山賊や吸血鬼以外は大体熊野でもできる。ゲームよりリアルのほうが目が疲れないし解像度が高いし、人がいっぱい出てきても処理落ちしないし。

完成度高いな,おい.