いつの時代も、「昔はよかった」という人は絶えず、新参者からすればなんだかわけわからない話を聞かされる上に、大抵なんのためにもならないことが多い。
そういう俺も、「PE'Zは昔のは聴く」とか「東京事変は昔のは聴く」とか「ゼロ年代のアニメは2005年までのものが好き」とか「エヴァは旧作派」とか「ルパンは緑ジャケ」とか「好きなコナンは未来少年」とか「菅野よう子はCOWBOY BEBOPやWOLF'S RAINをやってた頃が好き」とか。
いい加減そういうことを言うので、懐古中だといわれる。
さて、
そんな懐古中が二度見した。
「東京事変解散」
陶酔していた、とは言わない。
追っかけをやっていたわけでもない。
同期のメンバーにしかわからない話をすると、純平に負けるかもしれないくらいに好きだったかもしれないけど、新谷良子のライブよりは楽しみにしていくであろう。
よくわからない価値観を披露したかもしれない。
どこで出会ったのかは全然覚えてないんだけど、多分ヒイズミがピアノやってたからだと思う。
多分、群青日和はヒイズミが作曲をやっていたから聞いた。
知ってからそんなにしないうちに、ヒイズミはやめちゃったけど。
はまり具合は、それなりという程度だったかもしれないけど、長い間見ていると思い出深いこともある。
俺はおそらくこれのおかげで、本科2年の時にたまたま近くの席になった純平や小熊と仲良くなったし、DynamiteのライブDVDを借りたりもした。
Potechi時代に仲良くなった友達とも話があったし、キラーチューンを教えてもらったりもした。
知り合いがやっていたライブに行ったときに、たまたま聞いたりしたのもあった。
もともと、椎名林檎のバックバンドという位置づけが大きくて、東京事変だからといって明確に分けているともいえない。
だから、解散したからといって、何かものすごいモノが失われた感じはしないんだけど。
結局行こうかと思っていたけど、一度もライブには行かなかったなぁ。