さぁてやってまいりました,2011年のアニメの話を一部だけする,3本目!
っていうか,俺,あと24時間で残りのものを全部行ける気なのか!無理だね!多分.
「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」
おそらく去年,今年あたりだけですよ,こんなに長いタイトルのアニメを連発してくるの.
これほど懐かしさに浸れるアニメもなかなかないでしょう,世代を直撃するタイプのもので,おそらくわかる人が号泣するアニメです.
仕掛けた奴は確実に狙っていた.
狙い撃ちするタイプのアニメです,おそらく今年のあの時期しか狙う場所はなかった.
夏をテーマにするアニメを放映するタイミングは2つあります.
4月からの1クール,もしくは7月からの1クール.
だがこのアニメは4月からのクールで正解でした.
7月からのクールだと最終回は10月近くなります.
最終回で,夏を懐かしむような展開にするのならそれもありなのですが,「これからまだ夏が続く」という終わりにする場合,夏が終わってしまう9月最後を最終回にするよりも6月がラストに来る方が響く.
そしてEDは知ってのとおり,10年前に流行した「secret base~君がくれたもの~」,歌詞の通り10年後の今年しかこれで仕掛けるポイントはなかった.
前年にオリジナルを数本作って,手慣れているA-1Picturesを上手く使って,時期もEDもぴったりのもので攻めてきた.
相当ピンポイントな攻め方でしたが,上手く流行りましたね.
内容的なものがぴったりはまったのは,そこまで仕組んだなら当然だろう!と言いたいw
このED曲で懐かしさを感じる世代というのは,ちょうど今20代くらいの人たちですよね.
その世代に,「小学生時代が懐かしくなる」というような内容をやると,実にぴったりこの曲を聴いていたのが小学生高学年くらいですよね.
そして,小学生のとき同世代だった仲間が一緒に集まる,というのは,大抵の人がちょうど成人式で昔の知り合いに久々に会う,とういタイミングとぴったり一致している.
計算しつくされた狙いっぷりなのはお判りでしょう.
さて,
ここまで狙ってきて,何がいいたいのかこのアニメ.
懐かしむだけの昔はよかったアニメならもっと広い年齢層を狙えたはず.
じゃぁなんだろう?
これさ,高校中退のひきもり主人公でしょ.
このアニメはそんなに難しいこと考えなくてもいい気がする.
今の20代をピンポイントで狙ったのは,この世代の,いわゆるひきこもりとかニートとかそういう人をターゲットにしたかったからだよ.
そして,やる気起きないのもわかるけど,もうそんなに望むものがないのもわかるけど,初恋の女の子思い出して元気出せよ,って言われた気がする.
あと,ちょっとだけ,「幽霊とか,見える気がしたのは懐かしい」「見えたらいいなぁ」.