【銀色の髪のアギト】行くなら新宿が楽だなぁ【感想】

明日いよいよ「星を追う子ども」が公開になりますね.

初日は舞台挨拶のチケットも取ってないし,混むので本気出さないとみられない気がする.

なので,とりあえず明日は行きませんが.

今までと同じはずなんだけど,今回は上映劇場が結構多い.

配給とか変わったの?

トリウッドとかシネマライズかと思ったのに,普通に前橋でもやるからね.

誰か見に行く気がある人いたら一緒に行こうぜ!

学校の友達誘おうと思ったら,GW前にゲーム買って,こっちの世界に帰ってこられないみたいなんだよね.

ちなみにそんなに期待はしていません.

絵の出来はかなりのものだと思います.

人物の作画もどんどんクオリティが上がってきているし.

ただ,話はそんなに面白そうでもないんだよね.

さて,

この前「銀色の髪のアギト」を見ました.

2006年公開のアニメ映画です.

監督は杉山慶一.

これ以外はなにやってるんだろうね.

原案の飯田馬之介はアニメーター出身ですが,脚本とか演出とか監督とかいろいろやってる.

80年代からやっているけど,最近ではHELLSINGの総監督,雪風の企画プロデューサなどやっていました.

作画監督,山形厚史,恩田尚之

メカニックデザイン,安藤賢司,前田真宏

音楽は最近アニメ業界でよく名前を聴く石崎琢.

アニメーション制作会社はGONZO

当時のGONZOらしく,勢いのあった時代の微妙な面白さでした.

オリジナルのアニメなんですが,設定としてはイマイチ.

未来の話で,自然と人の共存をテーマにしようとしているのはわかるんですが,細部の設定が甘い.

SFにしては設定が雑.

これが10年早ければそれでも認めるんだけど,2006年の段階でこの設定は雑.

描かれる地上の世界が狭すぎるくせに,話題に出てくるのは地球全体の話ばかり.

特に回想では宇宙のことまででている.

どこかで見たような設定に加えて,どこかで見たような話しの流ればかり.

まるでラピュタのような話の流です.

ある日,森の中で女の子に会う.

その子がなんとなく合意してさらわれ.

騙されて,ムスカみたいやなつが要塞を動かして世界を焼き尽くそうとする.

で,2人で要塞の内側からそれを止める.

主人公の父親の設定は結構いいと思うので,その辺もっと広げればよかったのに.

強化体になっている,周りのキャラの活躍が少なすぎる.

こういうテーマの作品はこの時代には結構あったし,この程度の冒険ものにして何か伝わるものがあったのかというと,それほどでもない.

特に2001年にアルジュナが出てからは,こういうのを堂々とできる年代だったので,もう少し何とかしてほしかった.

冒険活劇にするには,話の動きが少なすぎるし,主人公の感情起伏も演出も少なすぎて乗れない.

そして,描かれる世界が狭いせいで,冒険になりきらない.

で,こういうアニメにありがちな,最後になってもなんも変わってない.

オススメはしません.

多分映画館でやってても見に行かないレベル.

出だしはいいんだけど,話が進んでいくにつれて,なんかもういいよこれ.

そういえばヒロイン役宮崎あおいでした.

魔法遣い以来,久しぶりに声聞いた.