【ラーゼフォン】再編集劇場版かよ!【多元変奏曲】

ラーゼフォンの劇場版を見ました

最初の十数分で気づいたが、展開が異様に早い

おそらくテレビシリーズ26話を一気にまとめて再編集したな

いくら元がサンライズだったからって、ガンダムの真似はよくない

さて、再編集アニメなので、テレビシリーズを見ていない人間があまりいうことではない

が、なんかこれ見ちゃうとテレビシリーズ見るのもどうかなぁ・・・と思ってしまった

全体的に、詰め込みすぎである

映画のくせに展開が速すぎる

そのため、こいつは何のために出てきたの?と思うようなキャラが多くなってしまっている

謎が多いといわれるが、劇場版を見る限り、それほど謎が残っているわけではない

確かに説明はしてくれていないけど

というか、出すだけ出してすっ飛ばしている感が否めない

最後に出てきたのがムー大陸なんでしょ

もう一つの世界とのバランスが崩れたから、それを元に戻して一つの世界でみんなで住もう

というだけのことで、謎と感じるのは俺たちがムーの世界を知らない

というか、そっち側は非常識に描いてあるだけだからの話で

それほどおかしいところはない

ストーリー構成はおそらくテレビ版と同じ流にしていて、細かいところで少し変えているかもしれないね

一般人だと思っていた少年が実は侵略者の息子で、

人間を助けたいがために神になってしまうというお話だ

どこが重要かというと、神になる決意をするところと、その付近で発生する戦闘である

※ロボット的なものが出てくるため

そのあたりの構成はよくできている

確かにそこを大目にとってはいる

が、そのために、そこに至るまでの行程が大分急ぎ足になってしまっている

ダメそうだと思ったら、話の規模を小さくしてでも、尺内でうまいこと収まるように作ってほしい

戦闘シーンですが、さすがにボンズの作画だけあって枚数の多さはすごい

爆破シーンで、適当に爆破させるのではなくモノを破壊するというめんどくさい作画がしっかりとなされている

が、

いかんせん、主人公の乗っているロボット的なラーゼフォン

そんなに戦闘してなくね?

主人公補正とかあるのかもしれないけど、ラストで戦ってないんだもん

主人公、そんなに激しい戦闘してないですよ

イマイチ戦闘シーンの盛り上がりにかけるというか

よくわからない動きとかしちゃっている

しかし、ラストで花びら?のようなものが世界全体に吹きすさんでいるシーン

あそこの作画枚数はどうしょうもない

あればっかりはすごい枚数・・・というか、一枚一枚花びらを書いているので

馬鹿みたいな量を描いたんでしょうね

長さは2時間であるのに、最後まで飽きずに見られるのは

絵コンテ、演出が上手い

というか、頑張った

あの話の詰め込みっぷりと流れの速さで、視聴者を頑張ってひっぱっている画面の作り方を

頑張って考えたんだろうなぁ

確かに飽きない

途中で、「あ、やめようかな」とは思わない

全体の進行速度が速いのに、お母さんが出てくるシーンだけ、声のトーン、話し方、動き

全てがゆっくりなので、なんか違和感があるw

再編集だけど、かなり書き直しているらしく

エンディングのスタッフの量も結構いました

原画の大部分を自分のところで頑張るあたりはさすがボンズかな

おそらくテレビ版を見ればもっと余裕もって作ってあるんでしょう

でも一度見ちゃうとなぁ・・・26話はいけるのか怪しい

話としては、そんなに斬新で面白かった

というものでもない

ロボット系であることは確かで、そこの部分の面白味はあまりなかったと思う

でも、とりあえず飽きずに最後まで見られる