【ドラえもん】【宇宙漂流記】

なんかやる気を失っています

こういうときは、1日中アニメを見るに限る

何かすごい面白いアニメがあれば2日くらい没頭できてうれしいんだけどね

ドラえもんの映画は、説教じみている。でも『銀河超特急』はエンターテイメントに徹していてよかった。」

と、誰かさんが言っていたので

「宇宙漂流記」を見ました

※「銀河超特急」は見たことある

いや、ドラえもんの映画ってあんまり見たことないんですよね

後半がすごいアニメだなと思います

ここまで言うのかと

たとえば、

劇中では母船の中に聖域という場所があって

議会で議論はするものの、最終決定は聖域に生えてる木の実を触って悟るらしいです

(ちなみにその木、ユグドの木というらしいんですが、北欧神話ユグドラシルか何か?

そしてそれが母船での決定権を持っているらしいです

つまり自然が神というわけです

そして、神の意志に従うのが嫌になって、自分の意志で生きたくなって飛び出した「独立軍」

彼らが神を支配しようと戻ってくるんですが

謎の親子の絆によって、独立軍はみんな神の元に帰ってきます

独立軍を洗脳していたとされる悪役が出てきます

その悪役に対してドラえもんのコメント

「きっと、人の心の悪い部分の集合だったんだよ」

また、銀河漂流船団に対してジャイアン

「母星を住めないような環境にしてしまった先祖が悪い」

と言う場面などともあります

つまりですね

自然に従わない奴らは悪い奴らなんです

自然を支配しようと試みる人間が悪の象徴で

そういうこと考える悪い心は、親子の絆で排除されるんです

もう一つ気になったことがあります

銀河漂流船団の母船に行ったとき

「人口は1000万人」と説明されていました

少なくないか?

確かに、画面内に描かれる船の規模からして、1000万人住んでると想像するにはちょうどいい大きさだとは思います

でもね、いくら環境が悪化したからって、星一個分の人間が1000万人なわけがない

多分最初からその人口ならば、星の環境が悪化するようなことにはならない

だって日本の人口の1/12くらいだぜ?

群馬県の人口の5倍程度だよ

そこに加えて「僕らの星の住人以外にも星を失った人たちも合流している」

と言っている

いや、絶対もともとの星にはもっと多くの人が住んでいたでしょ

だから、多分こいつら出発する前に相当な数を殺すか

置き去りにしてきてるでしょ

母船の決定権は木なわけだから

自然に従わない奴は滅びればいいってことで

置いてきたんでしょ

そうやって自然に従って生きていく気があるやつだけ選びぬいて生きながらえさせて

自我を持って自然から飛び出そうとした奴は粛清されるんでしょ?

これってそういうお話なんでしょ

だから地球でも

自然を支配しようとする悪い人間をみんな殺して

残った1000万人くらいで暮らしていくなら

話し合いだけですべてが片付く平和な世界になるんだよ

って聞こえる映画でした

あ、前半に着陸した星とかは結構面白かったです

あの辺りはいい感じに何もなかったのでw

普通にピンチになってドラえもんが助けるという

実にいい感じのエンターテイメントでした