半年くらいカタカタし続けていましたけど,ようやく公開になりました.
去年の4月に,iOS使いになったのですが,やっぱりtwitterを見るにはサードパーティ製のクライアントが欲しくて…….
ただ,どうにもぐっとくるクライアントに出会えなかったので,自分で作りました.
欲しかった機能は,自分のリストが見られる機能,それを並べて,横にスワイプして移動できるUI,そしてUserstream.
すべてを兼ね備えるクライアントはなかったので,作ってみました.
自分でリストを使っている方はぜひ使ってみてください.結構便利だと思います.
こちらに公式ページも用意してあります.
値段について
有料アプリです.
ひとつ200円という値段設定にしました.
実はこれ,APIサーバーを自前で用意しています.
何をするかというと,プッシュ通知を送るためにどうしてもAPIサーバーが必要になるんですね.
そのためにAPIサーバー側では,アプリからのリクエストに応じて各種twitterAPIを叩いてレスポンスを返す機能の他に,Userstreamを常時接続させて,通知が来た時にアプリ側にプッシュ通知を送る処理を走らせています.
このUserstreamの常時実行プロセス,どう考えても利用者の数だけ常に実行しておく必要がありますよね.
なので,利用者が増えた場合にはサーバーのスペックを上げる必要があります.
その分を考えての値段設定です.
あと,無料にして一度に大量の人が来るときにも,このくらいの障壁があったほうが,こちら側の対応が間に合う気がします.
実はソースを公開しています
これは今後どうするか悩みどころなのですが,今のところgithubにてソースを公開しています.
サーバーとの通信部分にかかる重要な部分だけ,git管理には含めていないので,俺のAPIサーバーとの通信はできません.
アプリも,このままだと通信部分のソースが足らないのでコンパイルエラーになります.
自分でサーバーを用意して,必要な部分を自分で実装し,アプリをビルドして使う分には,存分に使ってください.
アプリ側がswift,サーバー側をRailsで実装しています.
気になったところがある方はぜひ,PullRequestでもコメントでもお待ちしております.
今後の実装予定
・カラーバリエーションの追加
・通知の種類を増やす(フォローイベントなど)
・画像URLに関してはアプリ内で表示させる
あとは未定なので,なにか欲しい機能などがある場合は,@whalebirdorgに適当にリプライを送ってみてください.
実装するかは俺の好みですが.
今後実装しない予定のもの
要望があっても実装したくない,必要ない,好みでないものです.
・マルチアカウント対応
・複数画像アップロード対応
・広告の導入(Twitterクライアントで広告が入っているものは本当に嫌いです,それなら有料でいい)
感想
わからないことだらけだったので,結構回り道して時間がかかりました.
アプリの前面だけならば,siwftはそんなにわかりにくい言語ではないのでサクサク作れるのですが,どうにもRailsサーバーとのやりとりとなると,同時に開発しなきゃなので大変です.
そこの橋渡しは,あまり参考になるものもなかったですね.
あと,twitterクライアントの作成に関しては,Social.frameworksを使ったアプリが主流になっているためか,新しい情報がほとんどないです.
Social.frameworksでもクライアントは作れるのですが,どうしてもプッシュ通知は実装できません.
iOSのプッシュ通知は,非常にめんどくさい手順を踏んで開発しなければいけない分,電池消耗は少ないし,使う側としてはすごく嬉しいものなので,外したくはないんですね.
ただ,twitter側でサードパーティ製のアプリケーションの認証上限が10万に設定されているので,新たにこの方法で作ろうという人も少ないのでしょう.
10万が上限だと,ビジネスとしてはほとんど成立しないですしね.