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なぜちょっと気持ち悪いアニメオタクは、声優名でキャラを覚えるのか

今年も夏のアニメが始まり、みなさん一喜一憂していることでしょう。

猫物語の存在感がでかすぎて、他はまだチェックしきれていないのですが、俺は生きていけそうです。

さて、

こういう話を友達としていると、なぜか声優名で覚えているオタクがいる。

声優名で話が進み、盛り上がり、最後までキャラ名が出てこない。

そうなると、アニメを見ているだけの人は当然置いてけぼりになる。

なぜ、こういうちょっと気持ち悪いアニメオタクたちは、声優名でキャラを覚えようとするのか。

それは、覚えるテーブルのレコード数が少なくて済むからである。

まず、人間の脳には記憶という機能がある。

だから当然、キャラの名前だろうが声優の名前だろうが、覚えられるのだ。

しかし、人間の記憶というのは忘れるという機能も同時に持ち合わせている。

そのため、キャラ名、声優名を単語として覚えていても、それだけではなかなか記憶に定着しない。

記憶というのは、箪笥の引き出しみたいなもので、よく引っ張りだすものほど手前に来ている。

だから、呼び出し回数が少ない単語は、単純に覚えにくい。

次に、これらの覚えられた単語というのは、脳内のイメージと深く結びつける必要がある。

人間の脳内では、何にも結びつかない、イメージを持たない記憶というのは非常に弱い。

そのため、たいていは何か非常に抽象的な自分のイメージと関連付けられて覚えている。

よく、メロディーは思い出せるけど、曲名がわからないというのは、イメージのみが定着している状態である。

人間の脳は、ここに名前をつけることで、具体的なモノとして外部とのやりとりを可能としている。

C言語でいうところの、ポインタに近い概念なのだが、その話をするともっと難しくなるので、また今度にしよう。

ここまでで、アニメのキャラ名を覚えるのに必要なものが揃った。

アニメのキャラクターの声、絵、性格などは、すべて人間の脳にはイメージとして記憶される。

キャラ名というのは、それを総称して束ねているものであり、記憶しているのは「エヴァに乗って戦う少女の、無口な方」くらいなものである。

重要なことは、このイメージへのリンクを持っているテーブルの、レコード数の多さだ。

キャラ名で覚える場合、キャライメージとキャラ名は一対一対応となる。

しかし、そのかわり俺の脳内で保持しなければならないキャラ名の数は、キャラの数だけ必要となる。

キャラ名は、単語の記憶なので、呼び出し回数に応じて定着度合いが変わっているため、非常に不安定な記憶である。

そこで、これを声優名テーブルで記憶する。

声優名は、現状キャラ名ほどの多さはなく、複数の作品に出ているため、単語としての呼び出し回数が多いため、定着度合いも高い。

そう、テーブルのレコード数が圧倒的に確実で、少量になるのだ。

そのかわりに、リンクが複数に分岐するというデメリットがある。

しかしこのデメリット、実はそれほど大きくはならない。

なぜなら、記憶を辿るときはイメージが先行するのだ。

会話に出てきた単語については、単語→イメージというリンクを辿って理解する。

しかし、自分から「あのキャラ」の話をしようとするときには、イメージ→単語というリンクを辿って呼び出す。

つまり、一人の声優が複数作品に出ていても、リンクの振り分けで困ることはないのである。

さらにこの場合、Wikipediaという外部DBの利用も可能となり、非情に効率的に記憶管理ができるのである。

このようにして、気持ち悪いオタクたちは、アニメのキャラの話をするときに、声優名で語ることが多々ある。

しかし、それは決して声優オタクの能力を発揮しているわけではない。

単に記憶の効率化を測った結果に過ぎないのである。

あぁ、新谷良子可愛いなぁ。