Androidで使う音楽プレイヤー

Androidの音楽プレイヤーをいくつか試してみたので書いておく.

PCでは普段WinampLinuxではQmmpを使っている.

そういう流れだったので,最初はWinampを入れて使っていた.これはこれで,使い勝手がかなり良い.

Winampはギャップレス再生ができるし,再生リストの管理がやりやすい.

基本的Androidで使うプレイヤー機能は入っている.

ただ,一つ不満な点があって,エクスプローラ風の管理ができないことだ.

俺のように,音楽ファイルの管理が適当で,各々のファイルにしっかり情報を書き込んで管理していない人間は,よくフォルダにアーティスト名などを入れておいて,ファイル自体は曲番号だけ,みたいな管理の仕方をする.

というか,ファイル自体に入る文字情報には長さ制限があり,俺のようにクラシック曲を多めに持っている人間にしてみれば,その程度の長さでは到底書ききれない.

PC上ならば,エクスプローラ側で操作して,プレイリストに放り込むだけなので,普段プレイヤーにはそれほどこだわりはなく,統一さえしてあればいいと思っている.

でも,Android上で動作するプレイヤーの多くは,iTunesに倣っているからなのか,ファイルの情報を読み取るものが非常に多い.

ファイルに含まれる文字情報は文字のエンコードが違えば文字化けしているし,前述のような事情から情報が何も入っていないファイルも大量に保有している.

そうしたファイルを,今から情報をひとつずつ書き込むなんて手間のかかることはやっていられないので,フォルダ操作ができる音楽プレイヤーを探した.

※もちろんAndroidは,OS上でフォルダを開くことはできるのだが,そこから特定プレイヤーの再生キューに投げ入れることができない.

そのため,プレイヤー側からエクスプローラをいじれるものを探した.

■Power Amp Player

かなり高機能で,エクスプローラ風の管理も可能である.

ギャップレス再生にも対応しており,非常に使い勝手がいいのだが,Trialは2週間のみでその後は有料版を使わなければならないことが一番ネックだった.

■MixZing Media

プレイリストもエクスプローラも開けて便利ではあるのだが,完全にギャップレス再生に対応していない.

あと,こういうプレイヤーにはよくあるのだが,メニューに「終了」という選択肢がなく,コマンドプロンプトから強制終了しなければプロセスが生き残ってしまう.

■HikiPlayer

MixZingよりも機能は少ないが,エクスプローラ風の管理ができる.

やはりこちらもギャップレス再生には対応していない.

それと,現在の再生キューがどうなっているのかがいまいちわかりにくい.

同じく,「終了」という選択肢がなく,プロンプトから強制終了しなければならない.

今回紹介している中では唯一,イコライザが付属していない.

Winamp

ギャップレス再生はあるのだが,曲の管理は全てファイルに書き込まれている情報から.

「曲名」「アルバム」「アーティスト」などの項目わけがされているが,書き込まれている情報が同じつもりでも,何か読み取り側の問題で別アルバムに区分けされていたりして,ひたすら面倒臭い.そして文字化けする.

ホーム画面に戻さないと「終了」ボタンが出現しない.

■jetAudio

これがもっともよくて,今使っています.

ギャップレス再生も可能.設定項目には,曲の変わり目について,「ギャップレス」「フェードアウトして次曲再生」「クロスフェード」が選択可能.

クロスフェードに関しても,フェード時間を指定できる等,設定項目がなかなかいい感じで使いやすい.

どのウィンドウからでも「終了」が可能.

もちろん,これらのプレイヤーはすべてイヤフォンジャック側の操作に対応しているので,操作ボタンがあるイヤフォンを使うこともできるし,イヤフォンジャックを引き抜けば再生は一時停止される.