楽譜は中身確認しないと買えない

銀座のヤマハに行ってきました。

ここいらでは一番大きくて、特に困ることなく楽譜が手に入ります。

でも、あんなに内装がおしゃれだったりするのは、別に嬉しくもない。

ヤマハのお店って何が置いてあるのか?

とりあえず、たいていのヤマハの店舗であれば楽譜と楽器が少しはおいてあると思います。

楽譜っていうのは、大きな本屋に行けば多少はおいてあるんですが、それでも少数派なんですよね。

だからマイナーな楽譜だと、まず間違いなく手に入らない。

今回はチャイコフスキーのドゥムカという曲を探していました。

銀座のヤマハに行ったにも関わらず、やはり一種類しか楽譜がなかった。

春秋社版の世界音楽全集、チャイコフスキー集。

もう少し安いのとか、ほかの出版社の楽譜も見たかったのだけれど、これしかなかった。

最近本屋ってほとんど利用しないんですよ。

ちょっとした暇つぶしならまだしも、欲しい本があって本屋に行くことはほぼない。

ましてや、大抵そういうことを思いつくのが夜だから、買いに行くとしても翌日になってしまう。

それだったらAmazonでいいじゃない。

なにしろ本屋というのは、慣れているならともかく、本がどこにあるのかわからない。

そもそも置いてあるのかわからない。

わざわざ出かける手間と探す手間を考えたら、1500円以上送料無料のAmazonに勝てるわけがない。

だけど、楽譜だけはまだAmazonでは買えない。

取り扱ってないというわけではない。

今回買ったチャイコフスキー集だって、ちゃんとAmazonで取り扱っている。

銀座まで出向く電車賃を考えれば、お急ぎ便だって使える。

それでも、楽譜は中身を見ないと怖くて買えない。

内容を信用してないわけではないのだけれど、たまにひどい楽譜にあたることがある。

昔、リストのパガニーニ練習曲の楽譜を買ったことがあるんだけど、これが完全にはずれだった。

指の使い方がまったくもって役に立たない。

もちろん、運指なんて書いてなくても自分で指の使い方を決められるくらいの人しか弾かないんだろうけど。

それにしても、「絶対普通に考えたらこの指の使い方はない」というようなものばかりだったし、そういう解釈含めて楽譜売ってるんでないの?と思ってしまう。

音自体の表記を変えるほどの楽譜はあまりないのだけれど、演奏記号や運指は編集者によって大きく違う。

ショパンは反復音を同じ音で弾くのが非常に多いのだけれど、たとえば全音の楽譜なんかはかなり指の入れ替えをしてますよね。

こういうことが怖いから、一応ちゃんと楽譜は見てからでないと買えない。

そして、いくつか種類があるならば、見比べて一番好みのやつを買いたい。

こればっかりは、指の使い方とかペダルとか、そういうものの好みが合うやつ、そして単純に読みやすい楽譜の方がいいじゃないですか。

それでも今は、IMSLPなんてものがあるから、なかなか楽譜も売れなくなるのかもしれない。

俺の友達で、IMSLPを使っている人は多いし、pdfでダウンロードできるから、それをもとに製本したりする人だっている。

これが、市販の楽譜をコピーしたものよりはよっぽどいい仕上がりになっているんだ。

ちなみに、今回買った楽譜はかなりいいものでした。

でも、チャイコフスキーってほぼ弾いたことないんですよね。

かなり昔に「くるみ割り人形」は弾いたことあるんだけど、それだけだなぁ。

あんまりピアノ曲ばっかりっていう人じゃないですよね。

ヴァイオリン協奏曲とか交響曲はかなり好きで、聞いたことあるんだけどな。

ちなみにドゥムカはこれです。