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エウレカセブンAOが思ったほど面白くない

アニメ

2012年1月期のアニメOPで一番受けたのは、やはり白金ディスコだろう。

それでは、2012年4月期アニメで一番流行りそうなOPは?

群馬高専吹奏楽部は年末の定期演奏会とか頑張ってくださいね、今年は工華祭ないし。

まてまて、フルバージョンは(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!が多いな。

さて、

たまに真面目ぶって変な話をしてはいますが、基本的にアニメの話しかしてません、ここ。

エウレカセブンAOが、思ったほど面白くないんですね。

現在第2話まで放映されましたが、ここまで見てもあまり面白くはない。

アニメの第1話とは何が必要なんだろうか。

かつて、安っぽい深夜アニメの第1話というのはみな同じ始まり方をしていた。

宇宙の中に地球が浮かんでいる。

そしてその絵にズームしていき、日本があって、東京があって、そして誰かの家だとか学校だとか、そういう場所にいる主人公を頭上から映した直後に、ホームランが飛んでいたりする。

たまに間に雲をはさむ場合もあるが、雲のアニメーションはちょっと手間がかかりますね。

何かというと、これは舞台となる世界を一番最初に示している。

この場合は、通常の地球で、一般的な日本で、特に何の変哲もない主人公を映すのにとてもちょうどいい演出だ。

だから、「まずここはどういう世界なのか」がわかりにくいアニメの第1話、そういう物語のはじまり方をすると、なんだかわけがわからなかったり、「わかりにくい」と言われて見切りをつけられちゃってもしょうがないんですね。

AOの場合でいうなら、前作は地球という存在はあれど、現実世界のような構造はしていなかったのに、今回はいきなり現実世界を導入し、さらに沖縄が独立していたりするという、2重にわけがわからない世界を作り上げている。

おまけに、主人公と前作とのつながりはまったく謎の状態でいきなり始まる。

次に、いろんな人が面白いといってきたアニメを思い浮かべてほしい。

たとえばロボットものだ。

第1話、必ず主人公はロボットに乗る。なんだか理由はいろいろあったり、わけがわからないうちに動かしちゃったりするかもしれないのだが、必ず第1話でロボットに乗る必要が出てくる。

突然攻めてくる敵だったり、自分とは関係ないと思っていたりする敵でもなんでもいい。

そういうものがいて、ある日突然自分がロボットに乗ることになって敵と戦うんだ。

エヴァンゲリオン第1話では、前々からやばいと思っていた使徒が攻めてきて、第1話でいきなり巨大ロボみたいなものに乗ることになっている。

その後、暴走してたりはするものの、敵と戦って勝つのだ。

グレンラガンであっても、偶然見つけたガンメンに出会ったときに、地上から敵が落ちてきて、そして敵に勝って地上に上がるのである。

つまり、これはどういうメカを出して、どんな敵がでてきて、どんな戦い方をするのか、人間にはなかなか操作できないが絶大な力をもっているのか、努力と根性で乗り切るのか。

そういう、作品の面白さを見せるところだ。

特に、第1話の話の作り方、演出の盛り上げ方が、シリーズ全体を通した話の盛り上がり方と同じ構造をしていたりすると、とても面白い。

まるで、循環形式によるソナタ形式の曲のような面白さがある。

だから、ロボットっぽいものは出るんだけど、第1話で戦わないアニメは、なんだかわけがわからないまま、面白さもわからないまま終わってしまう。

実は、そこに至る細かい経緯やストーリー上出てなければならない項目は、後付にしてくれたってまったく構わない。

AOの場合、2話目でようやく戦闘シーンがでてきたものの、ここに割り付けられている時間がやたら少なく、第1話は主人公がトラブルに巻き込まれて鍵を手に入れるだけで終わる。

エウレカセブンAOの面白さのなさは、この2点に加えて、この時代においてもいまだに微妙な立ち位置を確立している主人公にあると思う。

エウレカセブンザムド、今回のAOも含めて、このスタッフたちの作るアニメは、主人公のスタートが毎回同じ位置になっている。

つまり、親がすごい人で、生まれ持った才能はあるのだが、ひたすら踏み出せず、出会った女の子のことだけに関して頑固である、という主人公。

未だにエヴァンゲリオン時代の主人公設定を受け継いでいる。

もちろん、最初のエウレカセブンが作られた当初は、まだポストエヴァ時代と言えるかギリギリくらいの時代だったのだけれど、いい加減俺たちはこういう主人公に飽き飽きしている。

第2期で突然面白くなったりするアニメはなかなかない。

どれだけスタッフが上手く作っても、なかなか俺たちは第2期というものを受け入れられない。

最近の、原作ありきで、なおかつ1クールや分割2クールという形で進めるものならばともかく、一度終わりをめざし第1期を終了させた後に、予定外に再び始める第2期というものはなかなか受け入れられない。

それはスタッフが同じだとか、変わったとかいうことはあまり関係なく、受け入れられない。

だから俺は、第2期で突然、圧倒的に面白くなった作品を知らない。

それはある意味仕方のないことだ。

オリジナル作品だと特にそうなのだが、第1期を終わりにする時点で、第2期を見越していることはほとんどない。

本読みでシリーズ構成をする段階で、終わりまでの話を決めているのだから。

ということは、第2期をやるという状態になっても、話を作る余地を残さない。

これはストーリーが面白く、構成がしっかりしている作品ほど第2期を作る余地はなくなると思う。

おまけにスタッフが同じだったりすれば、なおのこと同じことをもう一度やろうとは思わない。

だから、第2期になると全然違う話を作るしかなくなり、使える世界設定の材料も一から考え直しになる。

話の余地をついているという意味では、トップ2のような設定の組み方が一番面白い。

ただ、第1期であれだけ正確にウラシマ効果をみせているだけあって、やはり第2期はイマイチ整合性が取れていない気はする。

見る側にも明らかに先入観が発生している。

俺たちはエウレカセブンという作品を見るときに、自分たちの中にエウレカセブンという作品を作っている。

俺たちの目というカメラを通して、作品を撮り直し脳内に再構成している。

だから、たとえ同じスタッフが作っているものであっても、自分の脳内に広がる世界と違う作品が展開されているようで、なかなか馴染めない。

ましてや、全然違うスタッフが作った場合、これは特にみなみけなどで激しかったことだが。

自分の脳内にできた世界は、見た人の人数分存在するので、まったく別の世界を見せられているようで、これも嫌な気分がする。

数少ない成功例といえば、京アニが作ったKanon等のKey作品だろう。

圧倒的に物語の尺も絵も、クオリティを上げて作り直しているからこそ、俺たちは京アニ版のKanonAIRを絶賛するが、あれは作り直しだからいいのかもしれない。

演出やら作画を見る限り、頑張っていることはよくわかるし、スタッフが本気なのもわかる。

作りたい上げたい世界観やストーリーが前回と同じものなのも、なんとなくわかる。

だからこそのオリジナル作品なのだし、今回はしっかり深夜番組になっている(放送時間が)。

だけれど、やはり俺はこの作品が1期ほどの面白さがあるようには見えないし、まったく新しいものとして考えることもできない。