日記じゃなくて記事を書かなきゃいけない

この前のアニメ会社訪問の話を書きたいんだけど,守秘義務どうのこうの書いてある書類にうっかりサインしてしまったがために書けません.

一つ言うなら生でキャラ表見ながら原画を描いている人たちを始めてみました.

ちょっとドキドキが止まらなかった.

さぁて

もうそろそろ今期のやばいくらい面白いアニメがわかってきた.

Fate/Zeroだ.

あおきえい,という監督のアニメは実は前からかなり好きだったんだけど,今回は本気なのがよくわかる.

昔からテレビアニメというのは規制が結構いろいろあって,たとえ深夜であろうとも映しちゃいけないものは結構あるんですね.

で,Fateを見ていると規制が入っているのがわかる.

セリフはまぁどうしようもない,ピー音入れたりするのが普通で,まぁ銀魂なんか見てるとほぼすべてピー音でできているんだけど.

画面の場合はいろいろある.

血の色を変えていたり,やばい部分にはモザイクかけたり,見えなくしたり.

最近は結構光いれたり,白くしたりしているんだけど,Fateはそういう下手な絵をはさむと演出上面白味がなくなるので,ちゃんとカットごと描きかえるつもりで修正いれてる.

キャスター身辺の描写ではかなり血が飛ぶんですよね.

ただ,残忍な描写がかなり多いので,今回なんかも,なんか木が映っているだけのカットとかあるじゃないですか.

ああいうのは多分意図的に関係ないモノを映している気がする.

DVDになったら修正されるかもね…….

魔術,という設定にはそれなりにファンタジーっぽさを感じることもあるんですが,このアニメはかなりいろいろ整合性をとってちゃんと魔術にしている.

どうも頭でっかちなアニメかもしれないけど,設定マニアは嬉しい.

多分,途中から見たら何が何だかわからないかもしれないんだけど,空の境界と違って魔術を陰に説明したりしてないから,むしろもう少し世界の構造はつかみやすいはず.

おそらく原作者も結構この設定練りまくって,いろいろ煮詰めているのでかなり濃いモノになってる.

あと,これはどうしてもなんだが,登場人物が多い.

会話劇が単純じゃない上に,会話中の人物と画面はそんなに関係なく作っているので,ちゃんと見込んでいないとついていけない.

もう一歩,というのは主軸かなぁ.

主人公というか,物語の前半ではそんなに重要じゃないんだけど,作り手が誰に感情移入させたいかがわからない.

それによってまとめ方も変わってくるんだけど,今は全員をだいたい均等に描いていて,誰目線というのが見えてこない.

これが見えてきたら最高だなぁ.

作画クオリティはかなり高い.

こういう本気出したときのufotableは半端ないんだけど,キャラの動きはもちろんアニメーションの基本で,背景とかエフェクトがかなり凝っている.

なんのことはないシーンでも,色のついた煙とかオーラみたいなものをよく出すんですよね.

これがかなり手の凝ったクオリティで出てきていて,見事な鮮やかさの色が出ている.

そしてあおきえい監督作品では結構目にするかもしれない,血の鮮やかさと殺人描写.

殺人考察でもかなりぐっと来たんだけど,綺麗すぎて怖いというのがとてもいい.

ちょっと動きとは違うかもしれないけど,血が入ったときの1枚絵の鮮やかさと怖さがすごく好きなんです.