【蛍火の杜へ】悪くないモノがそろっていても面白くするのは大変

ちょっと前に宣伝した気がします.

蛍火の杜へ

http://www.hotarubi.info/

先週あたり見に行ってきました.

んー,俺が期待しすぎなんですかね.

あんまり泣けなかった.

まず尺が思ったより短い.

なんかもっとありそうな予感がしていたんだけど,思ったほど物語が進まなくて悲しい.

物語内の時間的隔たりに対して,視聴者側の時間の積み重ねが少なすぎる.

だから「あれ?もうこれでお別れで終わり?」という状態.

そして回想が思ったより多い.

こういった感動ものではかなり予想外なんですが,物語の重要なところがほとんど回想で,モノローグで語っちゃうんですよね.

この短さで,一番重要なところをモノローグにされると感動が薄くなる.

視聴者がアニメに入り込めないというか,体感できない.

だからアニメでモノローグを増やしすぎると…….

この2点がかなり気になる.

雰囲気はかなりいいんですよ.

夏目見てればわかるんですけど,アニメの作りだしている空気は非常にいい.

話の基本構造も,おそらく感動的な作りになっているから,泣けそうな雰囲気はすごいするんですよ.

でも,「あれ?終わっちゃった」くらいでいまいち泣けない.

で,泣ける感動があまりないとなると,ちょっとこれはストーリーが面白かったか?という疑問になってしまう.

話自体が感動主体の話なんで,泣き所で泣かせてもらえないとそんなに楽しめた感じがしない.

なんか予告で期待しすぎたんですかね…….

せめてもう一盛り上がりあればいいんですが,感情の盛り上がりをどこに持ってきていいのかイマイチわからないアニメ映画でした.