【ハチミツとクローバー】久しぶりに36話,一気に完食

みなさんさようなら.

夏のアニメが始まってもう1か月経ちましたね.

テストが始まっている俺は,そんなものたちを無視して昔のアニメを見返しています.

まず,先週.

適応と離散のテスト,システムモデリング課題プログラムと盛りだくさんだったので.

アニメ,ハチミツとクローバーを一気見しました.

2期もいただきました.

そして今週は,動的のテスト,システムモデリングレポート,画像解析レポートと盛りだくさん!

なので,手始めに今日.

トップをねらえ!を一気見しました.

勢いでトップ2まで見てしまった(こっちは何回目だよ・・・

感動した!

トップをねらえ!は思った通り最高でした.

ボロ泣きするよ.

さて,今日はそんな中でも特に泣いたりはしなかったハチクロについて話しましょう.

別につまらなかったというわけではないんですよ.

ただトップには敵わねぇよ.

初めにわかっていたこと.

まず,こういう雰囲気のアニメはそもそも俺はそんなに好きじゃない.

原作:羽海野チカ

監督:カサヰケンイチ,第2期は長井龍雪

シリーズ構成:黒田洋介

アニメーション制作:J.C.STAFF

1期はノイタミナ枠の第1作目です.

全体を見た感想でいうと,よく最後までアニメ化できたな.

そしてこれは多分原作を読めば事足りるんじゃないか,ということ.

こういうアニメのくせに,あんまり泣かせる気ないな.

その辺のストーリーに関してはどうしても原作つきだと難しいんだろう.

これは原作に忠実だし.

ただ,原作を読んでないのでこれはアニメオリジナルなの?と疑問に思うことも多々あった.

ひとつめ.

一番気になることなのだが,モノローグというのは基本的に物語の語り手だ.

ドキュメント番組でいうならナレーションみたいなものだが,お話である以上,重要なことは物語に対する語り手の位置だ.

そういうもので,感情移入の度合が変わってくる.

これがころころ変わる.

いや,変わるのはそもそも語り手そのものが変わってしまう.

主人公はおそらく竹本なんだろうけど,竹本以外にも,多くの人がモノローグを話す.

これが一番気に食わない.

モノローグを入れること自体はそれほど悪いことじゃない.

だけど2クール+1クールの長さのアニメで,モノローグを複数人にさせるというのはどういうつもりなんだろうか?

まるで,ギャルゲーの「今は○○ルート入ってる」みたいな状態に感じる.

語り手が変わることで,物語に対する立ち位置や見ている方向がころころ変わってしまうので,上手く感情移入できないどころか,最終回に到達する前に飽きる.

だから,シリーズ構成はちゃんとやっているはずなのに一本の話のように思えない.

漫画だと,長期連載の場合特に,こういう横道にそれたり,話がころころと行ったり来たりするのも,よくある話だ.

だけどそれをそっくりそのままアニメにすると,こういうつまらなさを生み出すんだね.

まさかこれはアニメで突然入った趣向でもないとは思うんだけど・・・.

一番「そろそろ見るのやめようかな」と思ったのはハグちゃんが怪我したところから.

そして最終回なんで声優違うの?

ここにきてこの声でモノローグやられたら,さらに「誰これ?」状態だよ.

まったく感情移入なんてできない.

ふたつめ.

BGMはなんだ.

音楽は誰が担当しているのか.

そして音響監督は何を考えているんだろうか.

1話に1曲といっていい頻度で挿入歌が入る.

これの演出効果について,監督,もしくは絵コンテ描いた人は考えているんだろうか?

確かに,映画尺くらいの物語になると視聴者を休ませるカットは確実にはいる.

それがどのくらい上手く入っているかで,映画を見たときの疲労感というのはまったく変わる.

が,アニメ尺,それも30分に1回のペースで休憩させられたら,逆にうざいわ.

そろそろ邪魔になってくる.

そして,このBGM挿入部分,特に面白いカットがシリーズ通して一つもなかったということが大問題だ.

せめてもう少し演出の仕事はあっただろうに・・・.

こういうカットを入れてもいいんだけど,それならせめてBGMは音楽担当に作らせようよ・・・.

そしてインストにしておこうよ・・・だって回想ですらないシーンばかりなんだよ.

唯一救われたのはDEPAPEPEだけだよ.

そんな感じでダメなところばかり言ってきましたが,良い部分もたくさんありました.

まず,モノローグをする人が複数人いるといいましたが,その語り手によって少しずつ違うんですね.

物語の進む方向が.

真山語り,そして山田語りの部分はかなりよかったです.

というか全体的に真山の周り,そして山田周りの話はかなりいけました.

面白かったです.

ちなみに一番よく乗れたところは,真山が理花を連れて北海道にいくところ.

この辺はさすがによくできていて,上手く感情移入できるよね.

2期の1話の総集編は謎だけどね.

製作費足りなかったの?

あと,ストーリー的な進展があまりないけど,キャラクター的な進化が多かったのは竹本が北海道まで自転車で行く話ですか.

あの辺は普通に人間的成長が上手く描かれていてよかったです.

帰ってきてからあまり活かされていない気がするんだけど・・・なんのために行ったんだい.

いや,というかなんのためにあそこまで話数を割いて描いたんだいw

そんなところです.

ちなみに一番つまらないと思った最後は,漫画でも同じような感じらしいです.

久しぶりに36話,わりと美味しいご飯を頂きました.

ありがとうございました.