Genius Party

今期の新作アニメ感想が気になるところですが,そんなことよりすごいアニメ見つけちゃった!

前々から見たいとは思っていたんですが,なにしろDVDだけしか存在しないし,無名なので見つけるの大変でした.

2007年に,Studio 4℃というアニメ制作会社の企画で作られた,7人の監督がそれぞれ短編を作るという企画のアニメ.

http://www.genius-party.jp/

第一巻,Genius Partyは,

福島敦子

河森正治

木村真

福山庸治

二村秀樹

湯浅政明

渡辺信一郎

となっております.

この中で,特にやばいモノ.

渡辺信一郎のBABY BLUEを見ました.

これ,本当に面白い.

15分の短編なんですが,音楽担当が菅野よう子で.

渡辺信一郎がこういうアニメ描くとめちゃくちゃはまる.

あまり最近この人のアニメが見られなくて,悲しかったりするんですが,久しぶりに超面白いアニメでした.

先週の水曜あたりに初めて見たはずなのにもう4回見た.

内容は短編なのでそんなに「面白い話!」というのは,まぁどの監督についてもないです.

ただ,演出とか監督それぞれおの好みのアニメーションが見られて,かなり好き勝手にやっているので面白い.

BABY BLUEは,それだけで一本それなりの話になっています.

多分,普通に見て面白い.

サムライチャンプルーのときも思ったんだけど,こういう短編で内容つなげなくていいようなものは,上手いな.

短い一話の中にしっかり詰め込まれている.

作画もいいしね.

他の監督は割と崩して遊んでいたりするのもあるんですが,そういうのがない.

きっちり作ってるし.

この短い中でアクションっぽいシーンがあるのも素晴らしい.

ネタバレしちゃうけど,

ただの逃避行にもならない,ちょっとした反抗程度.

だけど,演出は流石に上手い.

これが引っ越し前日というところが,なかなかこの年代にあっている.

ちょっとBEBOPのときの背伸び感や,チャンプルーのラフさみたいなのとは違っている.

ラストシーンの演出はさすがにいいよ.

絵の動かし方も,最後の涙で見えなくなっていくような.

星空みたいな演出がかなり.

これが高校生という年代設定にぴったりなのも.

是非探してみてください.

ちなみに,第二巻

Genius Party Beyondは

前田真宏

中澤一登

大平晋也

田中達之

森本康司

です.

前田真宏は気になるから見たよ.