【魔法少女まどか☆マギカ】この冬の最高峰でしょう【最終回まで終わりました】
http://natalie.mu/music/news/48390
ちょっと共演者のチョイスがやばすぎて行きたい.
でも大阪は無理だよ・・・.
まぁ愛知も無理だから恵比寿しか選択肢はないがな!
さて,
書かなきゃなるまい.
今日,というか昨日,魔法少女まどか☆マギカ最終回が放映されましたね.
お蔭で一コマ目サボったわ.
昼に研究室で見てしまったわ(2回目).
で,最終回どうでしたか?
俺,ネタバレする気満々だからね☆
まずは見かけからわかることから入りましょう.
※これは全体通しての話です.
流石に新房らしい演出部分が多数あって,幸せでした.
日常が映されるシーン,まどかが迷っているシーン,決意が固まるシーン,そういうところの演出はすごくいい.
こういうわけわからないカットの多さとか,カメラの切り替え方とか,そういうものがものすごく効果的.
なるほど,飽きない画面の作り方は相変わらず.
ただ逆に,昭之のバトル物が久しぶりなので,慣れない.
演出が独特なのは前からなんだけどね.
戦闘シーン演出はそれほど嬉しくはなかった・・・.
というのも,画面自体の効果とかはすごいんですが,話の本筋に対する演出の姿勢がよくわからない.
こういう演出の仕方をして,果たして本筋に引き込まれるんだろうか.
特にほむら戦闘シーンというのはかなり大事だと思うよ.
カットの速さはすごかったし,勢いもあるんだけど,この画面の作り方だとのめりこまない.
緊迫してくる部分の作り方,話の流とか画面の構成の仕方は,それほどでもない気がする.
別の人をあげてなんか申し訳ないんだけど,たとえば神山健治とか,安藤真裕みたいな監督の演出の仕方って,ものすごくその場面に引きずり込まれるんだよね.
そういう演出だと,特に意識しなくてもものすごい集中力のまま戦闘シーンになるんだけど.
今回まどかでは,戦闘シーンが淡々としてしまう気がする.
まぁ歴代の魔法少女もののバトルシーンに比べれば段違いだし,そこは斬新と思った最初の印象通りでした.
そして作画.
シャフトっぽい作画といわれる,あの舐めるようなカメラワーク.
ほむら戦闘シーンの画面の移動の速さ,カットの切り替わりの速さ.
そういう部分の作画枚数はマジで半端ないと思います.
シャフトってパースがおかしいような絵がたまに出てくるんだけど,もうそれには慣れた.
大事なところは抑えている.
11話,12話に関して言うなら,バトルが多かったので枚数が半端ない.
ほむらの戦闘シーン,爆発物がかなり多かったので,煙,火球爆発,相当描くのが大変だったと思います.
あと,イヌカレーっぽい今までの部分が減りました.
なんかアニメっぽくなった.
同じイヌカレーだからなのかもしれないけど,ワルプルギスが出てきたところで,絶望番外地の最終版OPを思い出すw
そういえば最終話の演出,シャフトの宮本さんでしたねw
最後にお話しです.
脚本は全編にわたって虚淵.
どうだったんだろう.
アニメのストーリーというのは演出抜きには考えにくいんだけど.
まずは,初期の予想が当たったことを大喜びしましょう.
そこは俺の予想通りの面白い展開にしてくれました.
こういうのが好きなんだよね,って昔真下君によく言われた.
魔法少女→魔女の流れはよかった.
そのあと,他の魔法少女が死んでいくところ.
ここについては若干不満.
さやかが死ぬのは,まぁありかなと思う.
魔法少女が魔女になるという設定を出した時点で,誰かが魔女になるってことだから,そこでさやかの選択肢はあたりだ.
一番主人公に打撃が大きくて,話を続けるうえで,まどかに立ちはだかるものとしてはかなり有効.
その後の展開を面白くするのに大事な要素ではある.
ただ,そこで一緒に京子を殺しちゃうとなぁ?
感動的にしたいなら,もう少し流れを京子に向けるべきだった.
登場回数が少ないというのもあるんだけど,京子に対してはあまり泣けるシーンにはならなかった.
ただこれは,ストーリー構成的な問題で,場所がないというのもある.
12話で,京子を殺すならあのタイミングより後ろにすると,難しいかもしれない.
26話構成だと,多分全然もっと伸ばせるはず.(話がちょっと足らない)
で,今回のほむらだけど.
思いの外弱い.
いや,強いんだろう.
ただ,武器系統がやはり弱い.
なんか鳥肌が立つような強さではない.
そして,まどかがようやく魔法少女になったのに,その強さが出てこないのもw
一瞬でいいからその強さを見せてほしかった思いが残る.
魔法少女アニメとしてみると.
さやかは,一般的な魔法少女アニメによくでてくる.
魔法少女にあこがれる気持ち.
魔法で奇跡を起こすという純粋な気持ち.
ほむらは,友達が魔法少女になったから,一緒に魔法少女になっている.
魔法で友達を守りたい気持ち.
京子は仲間がほしかったちょっと天邪鬼な魔法少女.
そこにいる主人公は,自分ではどうしていいかわからない,普通の子.
家族とも一緒にいたいし,友達も大事.
魔法少女に対するあこがれは最初だけだったもんね.
そんなキャラが出てきて,魔法少女になることの大変さと,主人公の何もできないという悩みを見せてくれる.
そんな,ちょっと変わった魔法少女アニメ.
魔法の部分を取り除いて考えると,
さやかは好きな男の子のために死んだ.
ほむらは友達のためにひたすら耐えた.
まどかは世界中の同じような境遇の子と,友達のほむらを守るために犠牲になった.
というすごくいい話になっている.
いや,なんかこれどっかで見たことあるような気がするんだけどな・・・.
ようやく終わって,一安心しました.
久しぶりの新房,シャフトのオリジナルアニメとなりましたが,異色っぷりはかなりすごいですね.
俺的にこのアニメ,2週目ありです.
久しぶりの2週目ありなアニメ.
世間での話題っぷりはおいておいて,全体的な話の方向・コンセプト,12話でのまとまり具合.
そのあたりはかなりレベルの高いものです.
斬新さ,先行きの不安さはいい感じなので,2回目いけそうです.