【テンポ】こればっかりは性格的な相性が大きい

こういうのは考えても無駄なのかもしれませんが

やはり人間優先順位というのは意識的にしろ、無意識的にしろ

付けてしまうことが多々あると思います

同じ日に用事が二つ入ってしまった場合

優先順位を考慮しなければ普通は先に予定が入った方を取りますが

後から入った用事の方が重要だ

という場合もあると思います

いいことなのか悪いことなのかはわかりませんが

そういう重みを付けて時間を切って行くのが、ある意味合理的な時間の使い方なのかなって思います

そこを考慮しつつ

今期で一番面白いアニメが何かと聞かれれば

ギリギリまでアニメを見る時間を減らしていったときに、一番最後に残るであろう

もっとも優先順位が高いアニメは

デュラララかなって思います

今期は予想通りですね

迷いどころは刀語とひだまり

さて、今日はアニメのテンポというものについて話しましょう

ブログなんてこんなものです

テンポ

tempoというのは元々イタリア語なんですね

基本的には速度を表します

音楽用語として使う場合が多いですが

アニメにもテンポというものがあります

その名の通り速さですが

30分アニメにおける物語中の時間進度というわけではないです

基本的には動きや台詞、一つの区切りから次の区切りへ移る速さ

繋ぎ方だと思います

速さというよりは、繋ぎというのが適切かもしれません

一つめ

動作のテンポ

これはあれやこれやとあわただしく動くものだと思います

時間の経過が早いようにも思いますが

そうではなくて、短時間の間にも、あっちでこんなことがあり、こっちではこんなことがあった

みたいな状態を演出によって交互に映したりしてスピード感を持たせると

テンポが早く感じます

それは画面効果としてのテンポの感じ方になってきますね

単純に動きが速い、というのは作画クオリティな気がします

2つの事柄ではくても、一人の人間が忙しく動く様を、忙しいようにカットを切って映せば

それはテンポが早くなりますよね

逆にカット数を減らしたり

カメラの動きを少なくすることで

同じ動きをしていてもテンポをゆっくり感じさせることができます

このようなテンポの作り方は、物語りの切り取り方

そしてどのような画面構成にするかによって決まります

つまりは脚本と、絵コンテです

二つめ

台詞のテンポ

これは基本的に脚本段階で決まります

原作があるにしろ、ないにしろ、基本的な台詞を決めるのは脚本家であり

声優は大体が台本に沿った、秒数、間合いで台詞を入れます

台詞の読む速さ・・・・というのもありますが

無言の時間

言葉と言葉の間合いの取り方

それらによってもテンポは変わってきます

また、一人の人間が一度に喋る文章量によってもテンポの変化を付けることができます

会話のキャッチボールが激しく行ったり来たりすれば、それはテンポが早く感じます

逆に、ナレーションがいて、アニメの情景を語るように長々と話せばテンポは遅く感じます

三つめ

それは音響によるテンポ

上記のテンポは基本的には脚本家と監督で決まります

声優独特の声質やしゃべり方でも変化しますが

ほとんどは脚本と絵コンテ段階で決まります

最後の1要素である音響・音楽については

音楽担当と音響監督で決まります

ほとんどの場合

アニメの音楽担当は、「この場面にほしい」というような指示で音楽を作るわけではないです

というか音楽制作時点で絵が出来ている場合はほとんどないので、それは不可能です

「こういうような曲が欲しい」、「このキャラがこんなことをしている」、「全体的にこんな物語になる」

というようなものを監督、その他のスタッフから聴き

「こんな感じですかね」というような会議を積み重ねて曲を作っていきます

そしてできあがった曲を実際に絵と合わせるのは音響監督の仕事であり

効果音の部分と音楽の部分を上手く画面にマッチさせていくのは音響監督です

監督や脚本家はダビングの時点で、はじめて音が入った絵を見ることができます

なので音楽、音響という要素は音響監督と作曲家で決まります

このようにしてアニメ全体のテンポというものが作られていくんですが

早いにしろ遅いにしろ

人に合っているかというのはあると思います

俺が、音楽は大好きなんだけど

どうもアニメを観ても楽しさを得られなかった

ARIA

音楽はいいんだけど、アニメのテンポが俺に合ってないんだと思う