こんなことばっかり詰め込んでいるから常に脳が容量不足なんだよ

みなさんさようなら

 

現在本鯖にいる友達に聴いたんですが

今はFW縦置きすらできないヤツがWizになれるんですね

 

Lv70も超えられないやつの支援とか嫌だ
って嘆いてたよ

 

時代が変わっていくなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 




映像を見る必要はないですが音楽だけ聴いてみてください

 

Ragnarok Online2のプロンテラフィールドのBGMです

 

なんでこうクオリティが高いんだ
勿体ないww

 

 

今日はため込んでいたアニメの話をしましょう


紹介程度なので「へー」って思ってくれればこちらとしては結構嬉しいです

 


 

************続きここから*******************




 

まずアニメを作る上で大まかな分類として

別メディアで原作が存在するモノと、
オリジナルで制作されるモノ
が存在します

 

ちなみに今回は主にテレビシリーズのアニメがメインの話なのでアニメ映画は除きます

 

 

ではまず原作云々を抜きにして
一般的にアニメが作り始められるまでの一般的な構成の話をします

 


もっとも最初に動く部分
それはプロデューサー、もしくは企画と呼ばれる部分です

これは個人の場合もあるし、団体である場合もあります

 

この人達により・・・まず「こんなアニメを作ろう!」という案が出されます

原作がある場合は「これをアニメにしたら結構おもしろいんじゃないか?」みたいな感じですね

 


次にその案に基づいて主にプロデューサーが忙しく動き回ります

スタッフを決め、さらにはそのスタッフにお願いしに行く必要があります


このあたりは結構プロデューサーの趣向や人脈が出やすい部分です

 

監督、脚本、音楽、音響監督、作画監督、・・・等々

ちなみに一般的にはアニメーション制作会社というのはアニメ・・・というよりはアニメーションをメインで作る会社です
なのでこの下にぶら下がる形になるのが一般的です
東映などは別構造


アニメーション制作会社は主に絵を描くのがメインであり
製作会社といった場合はこのアニメを作るために金の工面をする会社です
なので著作といった場合は製作会社になるのが一般的です

 


基本的にはこの構造がメインで
下請け会社はアニメーション制作会社のさらに下につく形になります

 

 

また声優というのは主に音響監督によって選び出されますが
プロデューサーなどが関与する場合もあるかと思います

 

 

細かい部分は他にもいろいろとあり・・・
録音スタジオ、OP・ED音楽、など

 

それもプロデューサー、音楽プロデューサーなどによって手配されるのが一般的です

 

 

 

 

 

さて・・・ではいよいよアニメーションの制作そのものですが
まずはやはり原作なしのアニメについて話ましょう

 


■オリジナル

 

オリジナルアニメではまずプロデューサー・企画者がアニメを作ると決めた時点で
どこまで話が決まっているかというのはまちまちです
アニメによって違う

ですが普通オリジナルアニメの場合、企画が出されるのは放映開始の1年半から2年以上前の段階で企画されます

 

案が出されて
まず最初の1年・・もしくはそれ以上の期間をかけて
まず「本読み」という作業が行われます

オリジナルアニメといっても絵コンテは存在しますし
話を考える「原作者」は存在します

ただその原作者がスタッフの中・・・まぁ大抵は監督であり
アニメのためだけに話を書きます


その原作を企画者・プロデューサー、監督などの中心人物達が集まり
その集まりの中で原作となるもの・・・文字で書かれたものを読んで

「ここはこの方がいいんじゃないか」という会議的なものを進めていきます
もちろん原作はほとんどの場合いきなり全部できるわけではないので
時間をかけて少しずつ進めていきます


これが「本読み」と呼ばれる作業です

 

 


またこれに並行してキャラクターを決める必要があります


どのような性格にするか
ストーリー中での役割など


またキャラクターのデザインなども作成されますが
これは絵コンテを作るときに行われる場合もあると思います

 

 


もう一つ
実際にアニメーション制作に入る前に
(というか本読み段階で

これは設定等によりますが
時代背景、登場するメカ、技術的・専門的なものなど
について相当念入りに調べる場合があります

ここでどこまで綿密に世界の設定を決め、時代的背景を調べ構築しておくかで
実際に完成された話を見たときの「設定の穴」がどこまでなくなるかが決まります


例えば時代劇的なモノの話では
その時代のかなり細かいところまで綿密に調べたり


また未来の話である場合はその時代の前後も含めて
話で出てこない部分であっても相当綿密に設定されている・・・場合もあります

 


おそらく後藤君はこの辺結構気にするタイプだと思う

 

 

 

 

ここまでが主にオリジナルアニメ特有の部分ですかね・・

後はアニメによって色々と違います
もちろん全てこの段階で作られているわけではなく
これは一般的な例にすぎません

 


この先の流れについては原作ありの後に書きますね

 

 

■原作ありのアニメ化


これももちろんプロデューサーがいて
まず「この漫画(もしくはゲーム等)をアニメにしてみよう!」という案を出します

これについては原作者・出版社に許可を取りにいき
OKが出たらスタッフと金の工面をします


このあたりは大体アニメ放映の半年~1年以上前に行われます

ちなみに半年前だと相当厳しい

 

 

そして
漫画なりゲームなりのどこの部分をどの程度切り取ってアニメ化するか

というような相談が行われます


主にこの相談によりどこまで上手く話しをまとめあげるかによって
原作ありのアニメ化がおもしろくなるかどうかが決まります

 

あとこれは人によりますが
メインのスタッフには原作である漫画なりゲームなりをやらせる場合があります

有名な話ですが
京都アニメーションではよくアニメを作る前にほとんどのスタッフに原作をやってもらうという話がありますね

 

 

 

 

 

 

さて
これ以降は実際にアニメを作る段階の話になります

 

■アニメーション制作


まずは脚本を書きます
これは原作を元にアニメをどんなシナリオにしていくか
具体的な話を全て決めます

そしてキャラクターをつくります
キャラクターデザインと言われる部分ですね
(メカデザインもここで行われます
様々な角度からみた構図や表情などを決めていきます

 

これは原作があったとしても
それと若干雰囲気などを変える場合もありますし
絵柄などを変えてしまう場合もあります

原作がない場合はこの当たりはストーリーに応じてキャラの顔や形などを形成していきます
ちなみにキャラにはそれぞれストーリー中での役割があるので
それに応じた部分が実はキャラクターデザインに表れています

最近の分かり易い例で言うならツンデレキャラとかですね

 

 


そして絵コンテを描きます

これは監督がやる場合が多いですね

 


絵コンテが全て描き終わってからアニメを作り始めたのでは遅いので

脚本に従って絵コンテを描きつつ
できた部分から実際のアニメーション制作の方に回されます

 


また台詞や話はほとんど決まっているので
主に音響監督によってどのキャラをどの声優にするか・・・というものを決めます
ちなみにこれはオーディションを行う場合もありますし
声優が指名される場合もあります


例を挙げると
絶望先生
糸色望役の神谷浩史は指名されましたが

その他の絶望少女達についてはほとんどオーディションでした

 

千和は別

 


それでは絵コンテ以降の流れですね
ちなみに今はデジタルが基本なので
デジタルアニメのみの説明とさせていただきます

 

 

まずメインの流れです

 

これは映画にはない作業なのですが
アニメというのは放送時間が決まっているので絵コンテをそのままアニメにすると
時間が合わないことは当然の如く発生します

そのためできあがった絵コンテを切る人が存在します
この人の腕によりそのアニメの演出等々が決まってきます

 

そして絵コンテを元にレイアウトという作業が行われます
名前のまんまのことをします

次にそれを元に原画師により原画が描かれます
当然のことですがキャラのみですよ

次にその原画が作画監督にわたります
ここで作画監督の指示などが入り原画ができあがっていきます
また作画監督は一人ではないことがあるので
パートや話数によって作画が違うのはこのために起こる現象です


そして動画とスキャン
昔ならセル画を描いていた部分です
つまりは静止画を大量に並べて動く絵にします
デジタルになり楽になったとはいえ
今でもこの作業はなかなかに時間がかかる作業です

 

 


そして全く別の流れとして
背景側の流れがあります


絵コンテを元にして美術設計が行われます
つまりはキャラクター以外に出てくるモノについての設計作業ですね

そしてその後、メインの流れのレイアウトと今の美術設計を元にして背景が描かれます


この背景という部分は別の会社に頼まれることが多く

アニメーションの背景だけを作る会社というものが実際多く存在しています

 

 

 


また全く別の流れとして
色彩側の流れがあります


キャラクター設計の後、色彩設計というものが行われます
これはキャラクターの髪や服、肌や表情の色などを決めていく作業です
そこにより設計された色で色指定が行われます

色を塗るのではなく色の番号を指定します
余談ですが
デジタルアニメでは色はRGBで指定されるのですが
セルアニメでは色は混ぜないので大量にある色の中から”何番”というようにただ一つだけを選び抜きます

実際にセルアニメで使う色を分類して棚にしまってあるモノを見たことがあるのですが
凄い量でした

 


そしてここでメインの流れに合流し
動画になった絵に色を塗ります
デジタルペイントと呼ばれる作業ですね


次に背景とキャラを合わせます
デジタル合成と呼ばれるのですが
ここでカメラワーク、エフェクト等を入れていきます

そして原画側では描かれないCGもここで組み込まれます

 

 

その後、音響作業というものが入ります
これは効果音やBGM

録音した台詞などを入れていく作業です

 

 

 

これで・・・アニメは完成ですね!

 

 


一般的にシリーズでやっているアニメは
3~5本のストックがあると言われています

つまりは3週~5週後の分のアニメは既にできあがってる場合が多いということです

 

これはもうスタッフのがんばりによるのですが
大体5本ストックがあると安定すると言われています

 


また声優がアフレコをするタイミングですが

大体動画に色が塗られる前に行われます
つまりは動き始めたあたりですかね

段階により
キャラだけ色が塗られている
とか
背景だけ色が塗られている
などの場合も存在します


この段階ではまだ細かい部分
特に口の動きについては描かれていない部分が多いので

絵の上の方にキャラ名が出てきて
その名前が出ている間はそのキャラが喋っている
というような絵を見ながらアフレコが行われる場合が多いです

 


ただし京アニのアニメはよく
アフレコ段階で既に色が塗られている
と言われていますね

 

 

 

あとあまり触れては居ないのですが
監督やプロデューサー、演出、といった人たちは
これといってまとまってどこで活躍するというのではなく
全体的に様々な部分で関与しています

 

 

 

 


と・・・大体こんな感じですかね
あらかた流れは説明できたかと思います


あくまで一般的な構成と流れなので
アニメによっては全く別物である場合もあります

 

 


個人的意見としては
アニメーション制作の方も大事なのですが
ォレとしてはそこに入るまでの
今回の話の前半部で説明した部分というものをかなり重視しています

そのあたりの部分がしっかりしているアニメだと
やはり普通に見ていてもかなりおもしろいので